台北経由で欧州へ。福岡発だとお昼過ぎに台北・桃園（Taoyuan＜タオユェン＞）空港に到着、23時台の欧州便に乗り継ぎます。使える時間は6時間以上あります。久しぶりの海外、せっかくだから台湾も少しは楽しみたい！でもよく知らない…という人に、空港から15分でいける「三井アウトレットパーク林口」をレポートします。（情報は2024年2月現在、協力：エバー航空）
三井アウトレットパーク台湾林口とは
三井アウトレットパーク台湾林口（リンコウ）は2016年に開業した、台湾北部最大級の日系アウトレットモールです。約220店舗が6.7ヘクタールの敷地に並びます。ナイキやポロ・ラルフローレン、ユニクロ、ミズノ、アシックス、23区など日系や世界ブランドはもちろんありますが、旅行者としては東京・日本橋にも進出した「誠品生活」や、台湾発のデザートが気になります。
桃園空港からMRTで15分、徒歩7分
桃園国際空港から地下鉄MRTの各駅停車「普通車」で約15分、林口駅に到着します。快速にあたる「直達車」は、林口には停車しないので注意が必要です。エバー航空が離発着する第2ターミナル（機場第二航廈）駅からは4駅目（A9）です。
林口駅に降り立つと、駅直結のモール「グローバルモール（Global Mall）」から台湾料理に欠かせないスパイス・八角の香りが漂い、旅気分が盛り上がりました。スマホをモールの無料Wi-fiにつなげ、Google Mapで行き方を確認します。そびえ立つ高層ビルを左に眺めながら大通りを歩き、徒歩7分ほどで入口に着きました。シャトルバスもあるようですが、バス乗り場を探しているうちに着きそうです。
まずは誠品生活へ
まずは誠品生活へ。「誠品書店」として1989年に創業、台湾を中心に40店以上をチェーン展開しています。私は台湾に通う友人に連れられて20年前、行ったのが最初です。かっこいい書店があるな、と感動しました。ライフスタイルを提案する日本の「蔦屋書店」も、誠品のスタイリッシュな店づくりを参考にしたとされています。
1F、ユニクロの近くにありました。広いです。旅が始まったばかりなので眺めるだけにとどめ、履き古したスニーカーを買い替えようと、スポーツブランド店をめぐりました。長年愛用しているのはアシックスですが、海外で買うのも…とアディダスにしました。1Fにあるインフォメーションカウンターでもらったクーポンブックを見せましたが、アディダスではないとのことでした。
台湾への滞在が183日以内の旅行者で、1日の買い物総額が税込みで合計2,000台湾ドル（約1万円）以上であれば、インフォメーションで免税してもらえます。
「「于記杏仁豆腐」「佳佳甜品」で中華デザート
用事が済んだので一休みしようと、2Fのフードコート（美食街）へ行きました。讃岐うどんや日本のカレー店もありますが、ここは台湾デザート一択です。大好きなデザート・豆花（ドウファ）の店を探しましたが見当たりません。台湾ではあまり見かけない杏仁豆腐の専門店「于記杏仁豆腐」はあり、シンプルな白いカップに吸い寄せられて注文しました。台北の原宿・西門町に本店があります。
「Hot?（温かいほう？）」と訊かれました。中華圏らしく温かい杏仁豆腐にすればよかったのですが、条件反射で「コールド」と言ってしまいました。90台湾ドル（450円）。別添えのアーモンドミルクをかけていただきました。のどごしツルッ、心も肌も！うるおいました。
台湾デザートではありませんが、日本ではなかなか味わえません。香港へもまた行きたいとふらふらと入ってしまいました。2018年に台湾に進出したそうです。杏仁豆腐の反省をいかし、温かいほうを注文しました。115台湾ドル（約540円）でした。この黒さ！ゴマが香り立ちます。「糊」とあるようにとろりとしていて、やさしい甘さです。今回は杏仁豆腐を食べたばかりだったので、追加できるだんごは入れませんでした。こうなるとお椀を手に飲み干したいところですが周囲を見ると、そんなことはだれもしておらず、NGなのか…と思いつつ小さいレンゲをフル稼働、せっせと口に運んでいただきました。デザートを2種類も楽しんで、靴も買えて大満足です。乗り継ぎ時間に、お手軽に台湾を楽しめました。
またMRTに乗って15分、空港に戻りました。帰りはエバー航空のラッピング車両でした。
三井アウトレットパーク台湾林口
住所：No. 356, Section 1, Wenhuasan Rd, Linkou District, New Taipei City, 台湾 244
営業時間：11:00～21:30（月～木）、11:00～22:00（金・休前日）10:30～22:00（土・日・祝）
