航空業界の格付け会社スカイトラックス(SKYTRAX、本社・ロンドン)は2026年9月、第27回ワールド・エアライン・アワードを発表した。台湾大手のエバー航空は「ワールドベスト・プレミアムエコノミークラス」など3部門で1位に選ばれ、18部門でトップ10に入った。エバー航空は同社が格付けする「世界の5つ星航空会社」にも2026年、11年連続で選出されている。
SKYTRAX(スカイトラックス)アワードとは

「SKYTRAXワールド・エアライン・アワード」は1999年に始まった表彰で、航空業界で最も権威ある賞の一つとして知られる。審査は毎年、世界中で実施される旅客満足度アンケートに基づく。総合1位の「ワールド・ベスト・エアライン」に加え、各部門賞が選ばれる。総合1位はシンガポール航空が3年ぶりに返り咲いた。エバー航空は下記の3部門で「世界一」のアワードを受賞した。
- プレミアムエコノミークラス(World’s Best Premium Economy Class)
- ファミリーフレンドリー(World’s Most Family Friendly Airline)
- プレミアムエコノミークラスのアメニティ(Best Premium Economy Class Airline Comfort Amenities)
ロンドンでの授賞式で、エバー航空のアルバート・リャオ副社長は「11年連続での5つ星評価とともに、複数の部門でトップの栄誉に輝いたことは、全従業員の努力の賜物であり、大きな誇り」と話した。
エバー航空プレエコ、ボーイング787-9に新シート

エバー航空は1992年、世界で初めてプレミアムエコノミークラスを導入したパイオニアとして知られる。日本~台湾の使用機材では設定がないが、長距離便のボーイング777-300ERなどで搭乗できる。
さらにボーイング787-9で2025年、新しいプレミアムエコノミークラスが登場した。座席は2-3-2配列の28席で、シートピッチは42インチ(約106cm)と広くなった。ヘッドレストにはサイドパネルがあり、プライバシーが保てる設計だ。
SKYTRAX社のエドワード・プレイステッドCEOは「このクラスが最も急速に成長している中、『ワールドベスト・プレミアムエコノミークラス』を受賞し、その卓越性を維持していることは大変喜ばしい」とコメントしている。
「世界一ファミリーにやさしいエアライン」
「ファミリーフレンドリー」受賞について、プレイステッドCEOは「お子さま連れのお客様がよりスムーズでリラックスした旅を楽しめるよう、エバー航空が尽力されたことへの評価」とたたえている。

「ファミリーフレンドリー」は地上から始まるサポートとサービスに加え、サンリオのキャラクターをあしらった「ハローキティジェット」やグッズなども「子ども歓迎」を示している。もちろんホスピタリティも評価されてのことだろう。筆者が15歳の息子と搭乗した2026年7月、1人で移動していた息子は「CAさんが声をかけてくれてうれしかった」と話していた。

エバー航空の日本=台湾路線
| 日本 | 台湾 | 往路[日本⇒台湾] | 復路[台湾⇒日本] | フライト時間 |
|---|---|---|---|---|
| 成田 | 台北(桃園) | 毎日3便[午後2/夜1] | 毎日3便[朝7:55/午前/午後] | 3h20~40m |
| 高雄 | 毎日1便[午後] | 毎日1便[朝] | 3h45~55m | |
| 羽田 | 台北(松山) | 毎日2便[午前/午後] | 毎日2便[朝/午後] | 3h00~40m |
| 関空 | 台北(桃園) | 毎日3便[午前/午後/夕方] | 毎日3便[朝6:30/朝8:30/午後] | 2h40~55m |
| 高雄 | 毎日1便[午後] +週4夜便 | 毎日1便[朝]+週4午後便 | 3h05~20m | |
| 神戸 | 台北(桃園) | 週10便[週3:午前/毎日:夜] | 週10便[週3:朝/毎日:午後] | 2h40~55m |
| 福岡 | 台北(桃園) | 毎日2便[午後/夜] | 毎日2便[朝8:10/午後] | 2h10~25m |
| 高雄 | 毎日1便[夜] | 毎日1便[午後] | 2h50m | |
| 札幌 | 台北(桃園) | 毎日1便[夕] | 毎日1便[午前] | 3h50m~4h15m |
| 青森 | 台北(桃園) | 毎日1便[午後] | 毎日1便[午前] | 3h25m~4h10m |
| 仙台 | 台北(桃園) | 毎日1便[夕] | 毎日1便[午前] | 3h30~50m |
| 小松 | 台北(桃園) | 毎日1便[午前] | 毎日1便[朝6:35] | 2h50m~3h10m |
| 松山 | 台北(桃園) | 週2便[午前] | 週2便[朝6:45] | 2h20~50m |
| 沖縄 | 台北(桃園) | 毎日2便[午前/夜] | 毎日2便[朝6:45/夕] | 1h30~40m |
エバー航空(EVA Air) 海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。1992年に世界初となるプレミアムエコノミーを導入したことで知られる。2026年8月現在で世界60都市以上に就航。2026年6月に米ワシントンD.C.路線がスタート、同年12月にはインド・デリーに就航する。航空業界の格付け会社スカイトラックスが認定する「世界の5つ星航空会社」に、2026年も11年連続で選出。米旅行誌「トラベル・アンド・レジャー(Travel + Leisure)」による「ワールド・ベスト・アワード2026」では国際線航空会社部門の1位に選ばれた。日本路線は2026年10月現在、札幌・青森・仙台・成田・羽田・小松・関空・神戸・松山・福岡・沖縄の11空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。公式サイト











