【ミュンヘン】アラブ街の床屋でヘアカット!髪型が「生きた土産」

【ドイツ】生きた土産、それは…「旅先へアカット」の勧め
ヘアカットを担当してくれたレバノン出身のアハマドと散髪後にツーショット。「いつか日本に行ってみたい」©Pen&Voyage
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台湾大手のエバー航空・ロイヤルローレルクラスを利用して2026年5月、ドイツのミュンヘンを旅しました。ミュンヘン駅の南にあるアラブ街で、旅の記憶を何週間も鮮明に留めておける、とっておきのアクティビティを実行しました。それは旅先でのヘアカットです。理容師との会話や緊張感を楽しみながらカットしてもらいました。自分の髪型そのものが、旅の生きたお土産です。ローカルな店であればリーズナブルです。(1ユーロ≒177円、2026年10月現在)

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ミュンヘンでアラブ街の床屋へ

滞在先はミュンヘン中央駅の南側に広がるアラブ街です。トルコ語やアラビア語の看板が建ち並び、エネルギッシュなエリアで、親しみを込めて「リトル・イスタンブール」と呼ばれています。物価の高いミュンヘンの中では比較的リーズナブルです。目抜き通りのシラー通り沿いは、深夜までおいしいケバブや中東料理が食べられ、独特の異国情緒を放っています。

雰囲気にすっかり魅了された私は、ローカルの床屋へふらりと足を踏み入れました。

予約なしでOKの床屋ではさみを握っていたのは、レバノン出身のアハマドという青年でした。女性はちょっと入りづらいような、男性ヘアモデルの写真が並んだ男性客向けの店構え。店頭には20ユーロとあり、カットのみですが明朗会計のようです。「東京から来たの?日本人の髪を切るのは初めてかもしれない」と、彼は目を丸くして言いました。もちろん、私もレバノン人に髪を切ってもらうのは初めての経験です。

ミュンヘンでヘアカットに挑戦©Pen&Voyage
ミュンヘンでヘアカットに挑戦©Pen&Voyage

”Give me some High and Tight” (短く、高めのカリアゲよろしく!)。英語が通じたアハマドは横から後ろにかけてスッキリ、丁寧に刈り上げてくれました。20分ほどで仕上がり、最後は「ダンケシェーン」と言って店を後にしました。

髪型そのものが「土産」

散髪という行為は、極めてデリケートな接客業です。見ず知らずの、それも骨格や髪質の違う異国の客の髪にハサミを入れる。言葉の壁もある。お互いに「失敗したくない」という心地よい緊張感が生まれます。だからこそ、現地の言語と、身振り手振りで理想のスタイルを伝えようとするプロセスのなかに、温かく、濃密な信頼関係が生まれていきます。

それは、ただ観光地でチケットを買うだけでは決して味わえない、ローカルとの深い交わりそのものです。私はそんな「旅先ヘアカット」のスリルが好きなのです。

旅先ヘアカットには「残像効果」があります。五感で楽しんだはずの景色や食べ物の記憶は、日常に戻れば少しずつ色褪せますが、髪型は旅の後もしばらく原型をとどめます。帰国後も毎朝、鏡に向かうたびに、あのミュンヘンのアラブ街の喧騒や、アハマドの眼差し、そしてハサミの心地よい音が鮮やかによみがえってくるのです。海外旅行の醍醐味といえば、名所旧跡を巡り、現地の美食に舌鼓を打つことでしょう。

女性の友人に話すと「旅先ヘアカットは抵抗あるけれど、旅先ネイルならありかも」。なるほど。それも旅の記憶を長持ちさせる、自分自身への生きたお土産ですね。

(取材協力:エバー航空)

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