パリでセーヌ川からの眺めを楽しむ遊覧船バトー・ムーシュ(Bateaux Mouches)に2026年5月、乗りました。パリが初めての人はもちろん街歩きの休憩にもいいですが、席は早いもの勝ちです。予約の仕方から乗船の流れを紹介します。(1ユーロ≒185円、2026年5月現在)
クルーズ3社の違い

旅行者でも乗れる船は「バトー・ムーシュ」「バトー・パリジャン(Bateaux Parisiens)」「バトビュス(Batobus)」があります。違いは料金と船の座席、乗船場所です。
バトー・ムーシュは1949年の創業で、乗り場は8区・アルマ橋の右岸近くです。船は2階建てのオープンデッキで、座席が進行方向に向かって並んでいます。
ムーシュ(Mouches)とはハエの意味で、男性の敬称であるムッシュ(Monsieur)ではありません。「ハエ船」と訳すると妙な感じですが、船の製造所があった地名に由来するそうです。公式ウェブサイトでの定価は20ユーロですが、時期によって3ユーロほど割引があります。
バトー・パリジャンはエッフェル塔近くの左岸に乗り場があります。1時間で、定価はムーシュと同じ大人20ユーロです。約1時間の遊覧で、2階建てなのもムーシュと同じです。ただ座席は対岸の景色と正面になるよう、横を向いています。

バトビュスは路線バスのように、パスが有効期限内であれば乗り降りが自由で何度でも乗れます。料金は24時間有効のパスが23ユーロです。乗り場は9か所あり、乗りっぱなしであれば2時間で1周します。船は1階のみで、座席は前方を向いています。
私たちは今回、バトー・ムーシュにしました。眺めを優先するとムーシュかパリジャンで、乗り場に歩いて行けたのがムーシュだったからです。

オンラインでチケット購入がオトク

私たちがコンコルド広場方面から歩き、アンヴァリッド橋を過ぎたら河川敷に降りました。乗り場に着いたのは午前9時過ぎでした。まだ窓口は開いていなかったので、スマホで公式サイトから購入しました。定価20ユーロが割引になり、17ユーロでした。チケットはバーコードが付いたPDFで、メールで送られてきます。2年間有効で、期限内ならいつ乗ってもOKです。逆に言えば乗船の予約ができません。

乗り場の横に広いバス駐車場が見えました。観光バスから100人以上やってきたら、次の船に回されそうです。30分おきに便はありますが極力、待つのは避けたいところです。始発は10時です。いずれにしても2階のオープンデッキに座りたければ、並ぶ必要がありそうです。午前9時15分ごろにはポツポツと人が現れ始めたので、私たちも並びました。午前9時24分でした。
出発30分ほど前にチェーンが外されて受付が始まりました。すでにつづら折りの行列ができていました。
15分前に乗船、前方席を確保

15分前には乗り込み、前から2番目の席に座れました。オーディオガイドのQRコードが前の座席の背にはってありましたがアナウンスがあるので、私は聞きませんでした。
「観光客ばかりかな」と思っていましたが、ちょうどフランスの祝日だったので、フランス人も多かったように思います。隣は赤ちゃん連れで、バギーに載せたまま楽しんでいました。
きっちり10時に出航しました。コースはまず東に向かい、サン・ルイ島を回ってから西に向かい、エッフェル塔まで回ります。





オルセー美術館やフランス学士院、ノートルダム大聖堂、コンシェルジュリー、ルーヴル美術館、コンコルド広場などが目の前に迫ります。



エッフェル塔が近づくと後方の客もが前に押し寄せ、自撮りや仲間との撮影に大忙しでした。


「パリが初めて」という人には眺めがいいのはもちろん、観光地の位置関係が分かるので着いてすぐ乗るといいと思います。慣れている人でも歩きっぱなしであれば、休憩がてら乗るとリフレッシュになります。トイレは船内にありますが貴重な1時間なので、乗船前に済ませておきましょう。ただしチケット売り場周辺にトイレはありません。
革命といった波乱の歴史を刻んでいまなお、営みを続ける街並みやセーヌの流れに、パリ市の標語「たゆたえども沈まず」をかみしめました。
バトー・ムーシュ(Bateaux Mouches)
営業時間:10:00-22:00(4-10月)30分おき、10:15-21:30(11月-3月)45分おき
乗船料:大人20ユーロ(オンライン割引で17ユーロ)、ディナーやランチクルーズは別料金
公式サイト







