台湾大手のエバー航空を利用して2026年7月、アメリカへ飛びました。ニューヨークでは公共図書館を3つ、訪ねました。知の殿堂としての顔、ドラマの舞台、暮らしに寄りそうコーナーまで、多様な役割をかいま見ました。
ニューヨーク公共図書館本館の見どころ


ニューヨーク公共図書館(New York Public Library, NYPL)本館は、マンハッタンの5番街に面するスティーブン・A・シュワルツマン・ビルディング (Stephen A. Schwarzman Building)です。1911年に開業した歴史ある建物で、玄関にある2頭のライオン像はNYPLのシンボルになっています。本館だけで所蔵650万冊に及び、世界最大級の「知の殿堂」とされています。


入場は無料で、予約も登録もいりません。入口ではテイクアウト用の紙製カップを持っていると、その場で飲むか捨てるよう指示されていました。ペットボトルや水筒はOKです。ブックショップとカフェもあります。ロゴ入りTシャツやカバンなども、どこか知的で魅力的です。


ガイドが案内してくれる建物見学ツアー(60分)は月曜から土曜の午前11時と午後2時の2回、実施されます。無料ですが予約が必要です。毎週日曜日の午前10時からその週分が応募できますが、定員は各回先着20人です。申し込むつもりが忘れてしまい、数時間後に気付いたら満員になっていました。


3階にあるローズ主閲覧室(Rose Main Reading Room)はとにかく広い!24m×90mほどで、ニューヨークの2ブロック分に相当します。天井も高く、15.8mあります。ちょっと座ってみましたが、席と席の間が広くて落ち着きます。
1階のホールでは常設展があり、15世紀のグーテンベルク聖書など貴重な所蔵品が見学できます。


本館は人気テレビシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』(1998-2004)に登場します。結婚式を挙げるはずだった主人公キャリーは新郎が現れず、泣きながらウェディングドレス姿のまま階段を下ります。いまも人気スポットで、フォトグラファーを連れたカップルを何組も見ました。

New York Public Library – Stephen A. Schwarzman Building(ニューヨーク公共図書館本館)
住所:476 5th Ave, New York, NY 10018 アメリカ合衆国
営業時間:10:00-18:00(月・木・金・土)10:00-20:00(火・水)13:00-17:00(日)
入場無料
公式サイト
ブルックリン公共図書館へ

現地在住の友人が地元の図書館を2つ、案内してくれました。いずれもブルックリン公共図書館(Brooklyn Public Library)で、NYPLとは別の運営です。こちらも入場無料で、本を借りなければ登録も不要です。

レオナルド館(Leonard Library)で友人が楽しんでいるのが「コミュニティパズル」です。ただ置いてあるだけですが、来館者がいつでも自由に楽しめます。ひとつのパズルを完成させるので、ちょっとした連帯感が生まれそうです。


スパイダーマンの舞台になったドーナツ店「ピーターパン(Peter Pan)」に近いグリーンポイント館(Greenpoint Library and Environmental Education Center)は2020年、建て替えられて環境教育センターも兼ねています。屋上には庭園があっていやされます。日本語の本もかなりありました。


コミュニティ冷蔵庫


ブルックリンの2つの図書館には「コミュニティ冷蔵庫(community fridge)」がありました。コロナ禍で広がった助け合いの仕組みで、だれでも利用できます。「必要なものを取り、できるものを譲る(take what you need, give what you can)」がコンセプトで、ボランティアが畑で育てた野菜、レストランやベーカリーの売れ残りなども提供されるそうです。本を借りるついでに冷蔵庫ものぞけるのがいいなと思います。友人も「置いたり、もらったり、どっちも全然いいんですよ」と話していました。
Brooklyn Public Library – Greenpoint Branch(ブルックリン公共図書館 グリーンポイント館)
住所:107 Norman Ave, Brooklyn, NY 11222 アメリカ合衆国
営業時間:10:00-18:00(月・水・金)13:00-20:00(火)10:00-20:00(木)10:00-17:00(土)13:00~17:00(日)
入場無料
(取材協力:エバー航空)











