【エバー航空95便搭乗記】台北発ミラノ、ぐっすり深夜フライト14時間[エコノミークラス]

【エバー航空95便搭乗記】台北発ミラノ、ぐっすり深夜フライト14時間[エコノミークラス]
エバー航空台北~ミラノ便エコノミークラスで=多田写す
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エバー航空を利用して台北経由で欧州へ。今回は、台北・桃園(Taoyuan<タオユェン>)空港からミラノ・マルペンサ空港へのエコノミークラスでのフライトをレポートします。現在はロシア上空を飛ばないルートのため、フライト時間が以前より長くなっています。なかなか時間がたたないだろうと覚悟していたのですが、ぐっすり眠れて快適でした。(情報は2024年2月現在)

搭乗便(2024年2月26日~27日)
BR095 台北・桃園23:05(ターミナル2)発⇒ミラノ・マルペンサ07:15(時差-7時間、+1日)ターミナル1
Boeing 787-9

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台北=ミラノは週4就航、12~14時間

エバー航空B787-9
使用機材はB787-9(提供:エバー航空)

台北・桃園空港(TPE)からミラノ・マルペンサ空港(MXP)へは週4日、直行便が飛んでいます。

スクロールできます
便名スケジュール運航所要時間
BR95台北(TPE)23:25⇒ミラノ(MXP)07:40(+1日)月・火・木・土14h15m
BR96ミラノ(MXP)11:15⇒台北(TPE)06:05(+1日)火・水・金・日12h50m
2024年夏スケジュール。スケジュールは予告なく変更になる場合があります。

深夜発なので、エバー航空が就航している国内9空港からは、いずれもその日のうちに乗り継げます。出発するターミナルも日本が到着する便と同じ第2ターミナルです。入国せず空港で待つ場合は、”Transfer”(乗り継ぎ)の表示に従って進みます

機内安全ビデオ「Mission 1989」

離陸時に流れる機内安全ビデオはスパイ映画のようです。黒い背景に「Mission (ミッション)1989」と文字が浮かぶとスーツ姿の男性が現れます。私たち乗客に向かって窓越しにいるかのように「コンコン」とノック、背後には「A Confidential Mission(秘密のミッション)」の文字が。乗客は「秘密のフライト任務を負うエージェント」なのです。ドラマの中に引き込まれたところで、飛行中の注意について説明が始まります。安全にかけるエバー航空の並々ならぬ思いを感じます。5分ほどですので、しっかり見ておきましょう。

離陸1時間後に機内食

台北~ミラノのエコノミークラス機内食
台北~ミラノのエコノミークラス機内食
台北~ミラノ便の夜食
台北~ミラノ便の食事

離陸して1時間ほどすると機内食です。台湾時間で午前零時、日本時間だと午前1時過ぎの食事ですが、世界中から乗り継ぐ客のためにホットミールが用意されています。メーンはポークかシーフードのトマトソースか選べました。私はポークを選び、トレーを受け取りました。台湾名物の魯肉飯(ルーローハン)のような味付けで、食べごたえがありました。カップの色が透明感のある翡翠色で、レトロモダンな感じが素敵でした。

エコノミークラスのアルコール飲料はワイン2種類、スピリッツ4種類、ビール4種類がそろいます。ソフトドリンクは16種類。温かいお茶としてウーロン茶、紅茶、緑茶が用意されていました。台湾のエアラインらしさを感じます。

目覚めたら「あと5時間」

エバー航空エコノミークラスのアメニティ
エコノミークラスのアメニティはフランスの老舗PAYOT(パイヨ)

機内食が終わるころ、機内の照明が落とされました。日本時間だと午前2時です。映画でも観ようとモニター画面をスワイプして探していましたが、いつのまにか眠ってしまいました。目覚めてモニターで飛行情報を見ると「あと5時間」でした。「わ、もう。よかった」というのが実感です。15時間近いフライトは経験がなく、戦々恐々としていましたが、思いのほか時間がたっていてホッとしました。

エコノミークラスのトイレには、フランスの老舗PAYOT(パイヨ)のアメニティが置かれていました。左からボディクリーム、アロマミスト、ハンド除菌ジェルです。機内は乾燥しますが今回、ほとんど気になりませんでした。ミストもシュッとできて、エアラインの配慮を感じました。

到着前に中華粥!これはうれしい

エコノミークラスの朝食
機内食メニューはモニターで確認できる

到着2時間前ぐらいになり、機内は明るくなりました。朝食は、細切り豚入り中華粥かビーフソーセージとポテト付きオムレツか選べたので、中華粥にしました。寝起きの胃袋にもやさしい味わいでした。映画を1本観終わったら、ミラノが近づいてきました。

台北~ミラノ エコノミークラスのサービス

01h-02h
夕食(中華か西洋風)

メーンは二択。ワイン2種類/スピリッツ4種類/ビール4種類/ソフトドリンクは16種類/ウーロン茶/紅茶/緑茶

02h-12h 消灯
免税、ドリンク
12h-13h
朝食(中華か西洋風)

お茶、コーヒーのサービスも

13h-14h
着陸

台湾桃園国際空港 台北の西40㎞、桃園(Taoyuan、タォユェン)にある台湾最大の国際空港。第1ターミナルはピーチ、ジェットスター、タイガーエア台湾、スターラックスなど、第2ターミナルはエバー、JAL、ANA、スターフライヤーなどが離発着する。7~24時間の乗り継ぎ客のために、空港発着の無料観光ツアーも。第3ターミナルは2026年開業予定。空港コードはTPE。

ミラノ・マルペンサ[Malpensa]空港 ミラノの北東約50kmにある北イタリア最大の国際空港。メーンは第1ターミナルで、エバー、ルフトハンザ、エールフランス、エアチャイナ、エミレーツなどほとんどの国際線が離発着する。第2ターミナルは主にイージージェットが利用。日本からの直行便はない。空港コードはMXP。空港とミラノ中心部は、鉄道(マルペンサ・エクスプレス)とリムジンバスが結ぶ。

取材協力・エバー航空

台湾大手のフルサービスエアライン。海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。2024年3月現在で世界60都市以上に就航する。航空業界の格付け会社スカイトラックス(本社・ロンドン)が認定する「世界の5つ星航空会社」10社のうちの1社で、2023年にも8年連続で選ばれた。日本路線は2024年12月、就航30周年を迎える。2024年3月現在、札幌・仙台・成田・羽田・小松・関空・松山・福岡・沖縄の9空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。

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