【台北・桃園ラウンジレビュー】エバー航空「ザ・インフィニティ」サービス紹介

エバー航空の台北・桃園ラウンジ「ザ・インフィニティ」
桃園空港第2ターミナル出国エリアのエバー航空ラウンジ「ザ・インフィニティ」エントランス(多田写す、以下すべて)
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空港で搭乗までの待ち時間を過ごせるラウンジは、航空会社やクレジットカード会社・空港が運営しています。台湾桃園(Taoyuan<タオユェン>)国際空港・第2ターミナル出国エリアにあるエバー航空のラウンジ”The Infinity”(ザ・インフィニティ)には、どんなサービスがあるのかレポートします。(情報は2024年2月現在)

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エバー航空のラウンジ:桃園第2ターミナル出国エリアに4つ

エバー航空ラウンジ「The Infinity」の案内
各社のラウンジはエレベーターを上がって2Fにある

台湾大手のエバー航空のラウンジは、桃園空港第2ターミナルの出国フロア上階(4F)に4つあります。ハブ空港だけに充実ぶりは群を抜いています。

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ラウンジ名対象搭乗フライト営業時間
The Garden(ザ・ガーデン)エバー航空マイレージプログラム・ダイヤモンド会員エバー航空、ユニー航空、スターアライアンス加盟社に搭乗05:30~23:30
The Infinity(ザ・インフィニティ)※マイル会員かどうかは問われないエバー航空ロイヤルローレル/プレミアムローレル/ビジネスクラス搭乗か、スターアライアンス加盟社のファーストクラス/ビジネスクラス搭乗04:30~23:30
The Star(ザ・スター)エバー航空マイレージプログラム・ゴールド会員とスターアライアンス加盟社のゴールド会員スターアライアンス加盟社に搭乗04:30~23:30
The Club(ザ・クラブ)エバー航空マイレージプログラム・シルバーカード会員エバー航空、またはユニー航空に搭乗05:30~10:00 & 16:00~21:30
スターアライアンス加盟社 ゴールド会員
スターアライアンス加盟社に搭乗
※条件や営業時間は変更になることがあります

たとえばANA(スターアライアンス)ゴールド会員が特典を利用して、エバー航空ビジネスクラスに搭乗するとすると、ザ・インフィニティ、ザ・スターいずれのラウンジも使用できます。

4つ星ラウンジ「ザ・インフィニティ」

ザ・インフィニティのエントランス

ザ・インフィニティはエバー航空やスターアライアンス加盟社の会員であるかどうかは問われず、搭乗クラスがビジネスクラス以上であれば利用できます。インフィニティは英語で「無限」との意味で、エバー航空のマイレージプログラムも「インフィニティ・マイレージランズ(Infinity MileageLands)」との名称です。航空業の格付け会社スカイトラックスのランキングでは、ザ・ガーデンとともに4つ星を獲得しています。ラウンジの入口は少し暗くなっていて、落ち着いたムードです。受付では日本語で「どうぞ」と案内されました。

広い赤ちゃんスペース

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The Infinity Loungeのオムツ交換台
赤ちゃんスペースのオムツ交換台
The Infinity Loungeのおむつ
オムツがあるので安心
The Infinity Loungeのキティちゃん
壁紙はハローキティ

入ってすぐの位置に、赤ちゃん用スペースがありました。ソファのように豪華なオムツ交換台は少しくぼんでいて広く、やわらかくて安心感があります。空港のトイレにもオムツ交換台はありますが、荷物が安心して置け、着替えもできるのはラウンジならではです。オムツやお尻ふきもありました。スーツケースに入れてしまい予備が少ない…というときには重宝します。壁紙はハローキティです。エバー航空はサンリオと提携していて、ハローキティジェットを飛ばしています。

ビジネスパーソンにやさしいレイアウト

The Infinity Lounge
ゆったりとした席のレイアウト
エバー航空ラウンジ「The Infinity Lounge」
コックピット型の席も

ラウンジ内は流れるように、ゆったりと席やテーブルが配置されています。ひとり用の席が充実していてコンセントはほぼ席ごと、もちろん無料Wi-Fiがあります。

ダイニングでは麺も点心も台湾式サンドイッチも

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エバー航空「The Infinity Lounge」バーカウンター
バーコーナー
エバー航空ラウンジ「The Infinity Lounge」ホットドッグコーナー
ホットドッグコーナー
エバー航空ラウンジ「The Infinity Lounge」サンドイッチ
台湾式サンドイッチ
エバー航空ラウンジ「The Infinity Lounge」点心
点心類も豊富

ダイニングコーナーもゆったりしていました。大型冷蔵庫にはコカ・コーラやスプライト、カルピスウォーターなどの各種ソフトドリンクのほか、台湾の定番ビール、台灣啤酒(タイワンピージョウ)の350ミリリットル缶が大量に常備されていました。シュエップスのトニックウォーター250ミリリットル缶も冷えているので、バーコーナーにあるバーボン、ジム・ビームでハイボールを自分でつくることもできます。お酒好きにはたまりませんね。ワイン、シングルモルトウィスキー、スピリッツ類も豊富で、ついつい、ちびちび、もう一杯。時間が経つのを忘れます。

ぐるぐる回ってグリルされるソーセージも目を引きます。そばにホットドッグ用パンが置いてあるので、自分ではさんでいただきます。アメリカや台湾のコンビニで見かけるスタイルです。薄い具をはさむ台湾式サンドイッチもありました。定番のタロイモとチーズ入りです。ニラとエビの蒸し餃子など、点心類も充実していました。どれにしよう…!目移りします。

利用したのは19:00~22:00ごろです。空いていましたが、スタッフがこまめに料理を補充したり、きれいに整えたりしていました。

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The Infinity Loungeの牛肉麺
台湾風ヌードル
エバー航空ラウンジ「The Infinity Lounge」アイスクリーム
アイスクリームにナッツやチョコををトッピング
エバー航空ラウンジ「The Infinity Lounge」ハーゲンダッツコーナー
ハーゲンダッツのアイスクリームコーナー

機内食も出るだろうし…と、牛肉入りヌードルにしました。八角も効いていて食べごたえがありました。デザートは、ハーゲンダッツのヴァニラと抹茶アイスを自分でたっぷり盛り、ナッツとチョコレートガナッシュ(生チョコ)をトッピング、DIYパフェにしました。このガナッシュがおいしくて、ついついおかわりです。コーヒーにもピッタリでした。

シャワールームもゆったり

The Infinity Loungeのアメニティ
アメニティはロクシタン

シャワールームは私の場合、隣にあるラウンジ「ザ・スター」側のを利用させてもらいました。受付で使用したい旨を告げると、ページャー(呼び出しベル)を渡してくれました。空きが出たら受付へ行き、カギを受け取って使用します。

私が使用したのはトイレのないシャワールームでしたが、日本の感覚からすると広くて驚きました。タオルはもちろんドライヤー、歯みがきセットなどもそろっています。シャワージェルはフランスのロクシタンでした。海外だとシャワーが固定式しかないケースも多いですが、ハンドシャワーもありました。帰りに使用済みタオルを持ち出して受付に渡しましたが、そのまま放置しておいてよかったようです。

4~5時間ほど滞在しましたが、あっというまでした。時間があれば免税店でものぞこうと思っていましたが結局、ずっとラウンジで過ごしました。日本を出発するまで慌ただしかったので、仕事の段取りや旅の計画を整えることができました。こういう場所と時間が、日常から旅へとモードを切り替えてくれます。

エバー航空ラウンジ 台北の桃園空港に4つ、高雄空港に1つ、バンコク・スワンナプーム空港に1つ自社ラウンジを運営する。バンコクのラウンジはスカイトラックス社による格付けで「5つ星」を獲得した。自社ラウンジがない空港では、搭乗クラスやマイレージプログラムのステータスによって、提携先のラウンジが使用できる。

台湾桃園国際空港 台北の西40㎞、桃園(Taoyuan、タォユェン)にある台湾最大の国際空港。第1ターミナルはピーチ、ジェットスター、タイガーエア台湾、スターラックスなど、第2ターミナルはエバー、JAL、ANA、スターフライヤーなどが離発着する。7~24時間の乗り継ぎ客のために、空港発着の無料観光ツアーも。第3ターミナルは2026年開業予定。空港コードはTPE。

エバー航空概要

エバー航空

エバー航空は1989年に台湾初の民間国際航空会社として設立されました。エバーグリーングループの一員であり、コンテナ輸送の世界的リーダーであるエバーグリーンラインの姉妹会社です。80機以上のボーイングおよびエアバス機を保有し、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、そしてシカゴ、ヒューストン、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、トロント、バンクーバーをゲートウェイとする北米の世界60以上の都市に就航しております。エバー航空の就航都市、運航スケジュール、その他サービスに関する詳細や航空券の予約・購入は、公式サイトをご覧ください。

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