フランスのバターやチーズを日本に持って帰りたい!乳製品は動物検疫の対象外なので、スーツケースに入れて持ち帰れます。手間をかけずにパッキングするコツと、持って帰りたいお手ごろなチーズ類を紹介します。(1ユーロ≒185円、2026年5月現在)
乳製品の日本持ち込み「OK」
農水省のサイトには「チーズ、ミルク、クリーム、バター等は、携帯品(手荷物や預け荷物、又は別送品として持ち帰るもの)として持ち込む場合は動物検疫の対象でないため、持ち込むことができます」と明記されています。
ただしキャビンへの持ち込みは避けたほうが無難です。そもそもミルクやクリームは液体なので、100ml以上はNGです。スーツケースに入れて空港で預けるのが基本です。
真空パックは「スー・ヴィッド」

セーヌ左岸の老舗百貨店ル・ボンマルシェ(Le Bon Marché)の食品館(La Grande Epicerie de Paris)ではバターを数個買っていれば、レジ係の人が「スー・ヴィッド?(Sous-vide、真空の意味)」と訊いてくれます。
真空パックにしてほしければ、レジで専用の袋を1ユーロで買います。その袋にバターを入れて、精算が終わったら袋を持って、出口の手前にある真空パックコーナーで空気を抜いてもらえます。

真空パックの圧力が強いので、薄紙で包まれたバターを2種類以上入れると、少しつぶれてしまいます。真空にしても解凍が遅くなるわけではありません。チーズのにおい漏れを防ぐにはいいかと思いますが、バターは冷凍できるので、真空パックにこだわる必要はないかと思います。
街角のフロマジュリー(チーズ屋)でも「スー・ヴィッド」といえば、真空パックにしてくれます。ただ包装が簡単なのと、チーズは現地で味わってこそと思うので、上質のものは持ち帰らなくなりました。スーパーで買えるレベルの商品ならパッケージがしっかりしているので、安心して持ち帰れます。
バターは冷凍、チーズは冷蔵
バターは買ったら冷蔵庫の冷凍室に入れます。チーズは冷蔵でOKです。保冷バッグは日本から持って来てもいいですが、せっかくパリに来たのだから冷凍品チェーンのPicard(ピカール)で買ってもいいですね。
保冷剤はキャンプ用の大きいサイズを用意していた時期もありますが、重いので使わなくなりました。スーパーで溶けても味が変わらない(または変わっても気にならない)ジュースを買って冷凍しています。よい土産になります。
準備したらパリを出発する当日、滞在先で最後にスーツケースに詰めましょう。私の場合はパリから台北経由で、乗り継ぎを含めると20時間ほどたっていましたが、関空に着いてもよく冷えたままでした。

下記に持ち帰りに向く乳製品とグッズを紹介します。
MONOPRIXのコンテ・チーズ

フランスのハード系チーズを代表するコンテは、ちょっとナッツの香りもしてクセがなく、喜ばれます。チーズはユーロ高でもまだ、日本で買うことを思えば天国です。
エシレ(Échiré)のバター

エシレ(Échiré)はフランス中西部のエシレ村でつくられる発酵バターで、日本でも高級品で知られます。無塩は“Doux”(ドゥ)で、有塩は“Demi Sel”(ドゥミ・セル)です。バゲットに塗るなら有塩で、無塩はミルキーな味が強く感じられます。
イズニー(Isigny)のクレーム

かつて愛用した通称「エシレクリーム」は2026年5月、見つけられませんでした。バターで知られるエシレのクレーム・エペス(Crème épaisse)で、その名の通り濃厚なクリームです。発酵した生クリームといった味わいで、ミルキーで、ほどよいかたさなので使いやすく、バターよりも好きだったのですが。
代わりにイズニーの瓶詰めクリームを買いました。イズニーもエシレと同様、EUの規格AOPに認められています。エシレよりクリームの色合いは濃いように感じました。バゲットに塗ってはちみつをかけるのがお気に入りです。
ポムポット(Pom’Potes)のリンゴピュレ

Pom’Potes(ポムポット)はパウチ入りフルーツピュレの国民的ブランドで、どこのスーパーでも買えます。フレーバーもリンゴに限らずベリー類もあります。リンゴの葉っぱ型のキャップがレトロでかわいい。砂糖不使用です。凍らせて保冷剤替わりにして、帰ったらおいしくいただきます。
ラ・フェルミエール(La Fermière)のヨーグルト

モノプリで買いました。ラ・フェルミエールは2017年からアメリカ拠点となり、フランスでの販売は縮小されてしまいました。モノプリではヴァニラ味ヨーグルトと、リ・オ・レ(ミルクがゆ)のデザートのみが売られていました。あんなに種類があったのに。

ぽってりとした陶器の色合いがレモン色に変わり、お日様マークがあしらわれ、ファンシー路線になっていました。ブルーが愛らしかったのですが。とはいえ中身は現地で食べて器は持ち帰り、ペン立てになっています。
ピカールの保冷バッグ


冷凍食品専門チェーンのピカール(PICARD)は、日本ではかなり高級路線ですが、フランスではどこでも見かけます。食材はフレンチから日本料理、アジア、オリエント料理まで何でもござれです。キッチン付きの部屋であれば、レンジでチンするだけで簡単でお手ごろなディナーができあがります。



大きな保冷バッグを街中で見かけました。大小いずれもしっかりしたつくりで、色合いも楽しい雰囲気です。小サイズ(7.3リットル)7.99ユーロ、大サイズ(40リットル)12.9ユーロを購入しました。

(取材協力:エバー航空)







