台湾経由で欧州へ。エバー航空の最上級クラスに相当する「ロイヤルローレルクラス」で2026年5月、台北・桃園からドイツ・ミュンヘンへの14時間の長距離フライト(BR71便)に搭乗しました。この記事では、空の上とは思えないほどの完成度に圧倒された「機内食」にスポットを当ててレポートします。
搭乗便(2026年5月11-12日)
BR71 台北・桃園23:35 ⇒ ミュンヘン 7:35(ターミナル2)(+1日)
Boeing 777-300ER
14時間
夜食のメインにチョイスしたA5和牛ステーキは、ナイフを入れると断面がピンク色の完璧なミディアム加減。旨味がしっかり閉じ込められていました。ミュンヘン到着前の朝食に出てきたエッグベネディクトは、温かい黄身がとろ〜りと溢れ出す大満足の一皿でした。

エバー航空は2026年5月、SKYTRAX 社の「ワールド・エアライン・スター・レイティング」で世界で10社のみの最高評価「5スター」を11年連続で獲得した高品質なフルサービスエアラインです。特にロイヤルローレルクラスの機内食の美味しさとサービスの細やかさは評価が高く、世界中のグルメな旅客からも絶大な支持を得ています。
予約できる特別メニュー
出発の21日前から24時間前までにエバー航空公式サイトから機内食を予約すると、通常の機内メニューには載っていない「インターネット限定の特別メニュー(和牛料理やシーフードなど)」を選ぶことができます。
気ままな性格でその時の気分で行動することが多い私。この旅の前も、機内食はその時に機内で選べばいいかとは思いながら、公式サイトを一応のぞいてみると、複数のメインメニューのなかにWagyu A5 Steak (和牛A5ステーキ)とあるではありませんか。機内食でステーキをいただいたことはこれまで記憶にありません。これを逃すのは惜しいと、反射的にポチッと選択。これが大当たりでした。(下に記事が続きます)
真っ先に優先搭乗

BR71便のロイヤルローレルクラスは1-2-1の配列が基本で全38席。搭乗ゲートで優先搭乗(ZONE1)が案内され、一般の列よりも先に清掃したての機内へ進むことができます。

搭乗してすぐ、客室乗務員が挨拶に来てくれます。名前を呼んでくれて、笑顔で迎えられます。お礼のことばとともに、温かいおしぼりが配られました。コミュニケーションは英語です。そしてさっそくウェルカムドリンクを何にするか聞かれます。

まずは人気沸騰中の「タイフー」

私は、台湾でいま大人気だと評判で、以前から気になっていた「タイフー(TAIHU BREWERY)」のクラフトビールを注文しました。ドライな味わいでカラカラの喉にガツンと来ます。タイフーは日本でもジワジワ人気が出てきていて、東京・神楽坂のクラフトビールと台湾料理が味わえる直営店「タイフートウキョウ」はいつもにぎわっています。
桃園国際空港の滑走路の夜景を見ながら、ロイヤルローレルクラスの座席にどっかりと腰をおろして飲む、地元台湾のクラフトビールは最高ですよ。
A5和牛ステーキ、人生最高機内食

離陸して高度が安定し、シートベルトサインが消えると最初の機内食の提供が始まりました。時刻は深夜1時ごろ。機内食のサービスが始まると客室乗務員が座席のサイドテーブルに真っ白なテーブルクロスを敷いてくれます。まるで、空の上のレストランのような優雅で特別感のある雰囲気を楽しむことができます。
メインのA5和牛ステーキの前のアペリティフはフォアグラのテリーヌです。濃厚でクリーミーな味わいが特徴で、ガーリックブレッドによく合います。シトラス系のジュレドレッシング、新鮮なトマト、レタス、そしてエディブルフラワー(食用花)が華やかに盛り付けられています。

そしていよいよ「A5和牛ステーキ」の登場です。午前1時ごろという時間帯を考慮してか、手ごろなポーションです。でも厚さは1.5センチほどありました。ナイフを入れると断面は鮮やかなピンク色。完璧なミディアム加減で柔らかい。旨味がしっかりと閉じ込められていて、地上の高級レストランさながらのクオリティです。これまでの海外出張・旅行でいただいた機内食のなかで、間違いなく最高の逸品でした。

エバー航空のロイヤルローレルクラスでは、ミシュラン1つ星を獲得した高級焼肉店「Kanpai Classic(乾杯クラシック)」をはじめとする名店と共同開発したメニューが提供されます。この「A5和牛ステーキ」にも、地上と変わらない火入れ加減を再現するために開発された特別な調理技術の最先端が詰まっていました。
最高クオリティのディナーで満たされたほろ酔いの体を、フルフラットになるシートに投げ出して深い眠りに落ちました。

離陸10時間後、完璧なエッグベネディクト
ミュンヘン到着前の朝食にチョイスしたエッグベネディクトにも驚きました。

搭乗から10時間以上、上空1万m以上という特殊な環境にも関わらず、ナイフを入れた瞬間に濃厚で温かい黄身がとろりとあふれ出すのです。

おそらく機内のスチームオーブンによる再加熱なのでしょうが、その難しい条件下で白身はぷるんと固まり、黄身の滑らかさは完璧にキープされていました。そんなゆでたてのような半熟卵を、サクッとした土台のトーストと、心地よい苦みのあるルッコラと合わせて、クリームソースでいただく至福。もちろん、新鮮なフルーツやパンの品質もこだわり抜かれていました。

今回のフライトを通じて、エバー航空の機内食に対するこだわりとクオリティの高さにはただただ驚かされるばかりで、欧州へ旅される人や身近な友人に教えたくなりました。事前のメニュー選択から配膳のタイミング、そして肝心の味と食感に至るまで、すべてが期待を遥かに超えるロイヤルローレルクラスのディナー&ブレックファストでした。
エバー航空 台北=ミュンヘン線スケジュール
| 便名 | スケジュール | 運航 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| BR71 | 台北・桃園(TPE)23:25⇒ミュンヘン(MUC)07:35(+1日) | 月・水・金・日 | 14h10m |
| BR72 | ミュンヘン(MUC)12:00⇒台北・桃園(TPE)06:20(+1日) | 月・火・木・土 | 12h20m |
エバー航空(EVA Air) 海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。1992年に世界初となるプレミアムエコノミーを導入したことで知られる。2026年8月現在で世界60都市以上に就航。航空業界の格付け会社スカイトラックスが認定する「世界の5つ星航空会社」に、2026年も11年連続で選出。米旅行誌「トラベル・アンド・レジャー(Travel + Leisure)」による「ワールド・ベスト・アワード2026」では国際線航空会社部門の1位に選ばれた。日本路線は2026年8月現在、札幌・青森・仙台・成田・羽田・小松・関空・神戸・松山・福岡・沖縄の11空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。








