米サンフランシスコで2026年7月、自動運転の無人タクシーWaymo(ウェイモ)に乗りました。AIとセンサーにより「人の運転より10倍安全」とされています。運転席に慎重な透明人間がいるようにハンドルが回り、車線変更もスムーズでした。アプリでの予約から乗り降りの流れを紹介します。(1ドル≒156円、2026年9月現在)
サンフランシスコでWaymo(無人タクシー)に遭遇

台湾大手のエバー航空を利用して首都ワシントンD.C.に着き、ニューヨークを旅してサンフランシスコに入りました。西海岸らしい青空の下、黒いセンサーをクルクル回しながら白い車が停まっています。「Waymoだ!」と、一緒に旅する15歳の息子がすぐ気付きました。本当だ、運転手がいません。150年以上の歴史があるケーブルカーの隣を走っていました。
赤信号できちんと停まったWaymoが邪魔だったドライバーが、窓を開けてWaymoに向かって叫んでいるのにも出くわしました。AIに怒っても仕方ないのに…。人とのコントラストが鮮明で、シュールな光景でした。
シリコンバレーではさらによく見かけました。Googleのおひざ元・マウンテンビュー(Mountain View)では数台続けてWaymoなのも当たり前で、いちいち反応しなくなりました。バイクよりよほど多い印象です。
私たちはどこでも歩く派ですが「一回、乗ってみよう」と決めました。
Waymoアプリでの呼び方・乗り方

シリコンバレーから戻った帰り、通勤電車カルトレイン(Caltrain)のサンフランシスコ4番・キングストリート(4th and King Street Station)駅からホテルまで乗ることにしました。
Waymoのアプリはスマホにダウンロードして、Google Payを紐づけていました。乗り方はUberや日本のGOと同じで、行先を入力するだけです。近くを走っているWaymoのうちの一台が割り当てられ、3分で来るとの表示が出ました。

ピックアップポイントのピンを少し動かして待ちました。ジャガーのEV「I-PACE」しか車種がないので、同じ白い車が何台も走っています。黒いセンサーに私のイニシャル「CT」が表示されている車が「マイカー」です。「オカーサン、あれ!」と息子が指さした通り、目の前で停まりました。

アプリに現れる「Unlocked(開錠)」を押すと、ドアノブが持ち上がって開きました。私は後部、15歳は助手席でシートベルトを締めました。

Waymoの設備と乗り心地・安全性

運転席と助手席の間にあるモニターに「Start Ride(乗車開始)」と出たので押しました。ハンドルが小刻みに動き、スルスルーと静かに発進しました。

左右に曲がったり車線変更したりするたびにドキドキしましたが、何も問題ありません。「おー」「すごい」「どういうこと?」「透明人間がいる」などと言い合いました。Google傘下らしく、自分のYouTubeアカウントと連携させれば、お気に入りのBGMを流せます。


ブレーキがきつくかかったな、というのが1回ありましたが、それ以外はスムーズでした。「安全な感じはしたね。すごくスムーズだった」。


Waymoの利用料金は?13分乗車した実際の料金とUber比較

13分で13.3ドルでした。価格の比較で言えば、Uberのほうが2ドルほど安いですが、チップを払うと大差ない気がしました。
Waymoは東京でもテスト走行が始まっていますが、すぐ当たり前になり「サンフランシスコではまだ珍しくて、いっぱい写真や動画撮ったね」と振り返るのだろうなと思いました。

Waymo(ウェイモ) Googleの親会社であるAlphabet傘下の自動運転車開発企業。車体の上部に設置された回転するセンサー(LiDAR) が、周囲360度の歩行者などを検知し、AIが安全なルートを判断して自律走行する。アリゾナ州フェニックスで2020年、全米初の完全無人サービスを開始。2026年9月現在、14地域で営業している。東京でもサービス導入に向けてテスト中。公式サイト
(取材協力:エバー航空)












