パリ右岸のマレ地区(Le Marais)は17世紀から続く貴族の邸宅が並ぶ瀟洒なエリアです。地下鉄1号線サン・ポール駅(Saint-Paul)の周辺で、アートやLGBTカルチャーの発信地としても知られます。でも何があるの?という人に、お気に入りの散策コースを紹介します。カルナヴァレ美術館は無料でパリのなりたちが学べ、初心者にはもってこいです。日曜に開いている店が多いので、日曜日の観光コースにどうぞ。(1ユーロ≒185円、2026年5月現在)
カルナヴァレ美術館でパリを学ぶ


パリ市立であるカルナヴァレ美術館(Musée Carnavalet – Histoire de Paris)は先史から現代まで、パリにまつわる資料3800点が年代別に展示されています。建物は16世紀に建てられた貴族の邸宅(旧カルナヴァレ邸)です。



王政からフランス革命へと突き進む市民のうねりがひしひしと感じられ、観るのにも力が入ります。19世紀のコレクションで描かれている街並みは、馬車がないぐらいで今もたいして変わっていない!歴史の舞台となったパリの街歩きが、より味わい深くなります。ミュージアムショップも充実していて楽しめます。



カルナヴァレ美術館(Musée Carnavalet)
住所:23 Rue de Sévigné, 75003 Paris, フランス
営業時間:10:00-18:00(月休)
入場料:常設展は無料
公式サイト
ロジエ通りでファラフェルサンド

カルナヴァレ美術館からすぐのロジエ通り(Rue des Rosiers)はユダヤ人コミュニティの中心です。伝統菓子がパン店に並び、通りには黒い帽子やコート姿の男性が行き交います。

ひよこ豆のコロッケ・ファラフェルのサンドイッチは人気のストリートフードです。何軒かありますが、私はロジエ通りの角にある老舗の「シェ・マリアンヌ」がお気に入りです。1976年創業で、落ち着いた店構えです。


店内で注文すると、隣のコーナーでピタパンに具材を詰めてくれます。
揚げナスとゴマのソース(タヒーナ)がアクセントで、スプーンで掘り進んでいただきます。すぐそばにベンチがあるので、速攻で食べましょう。支払いは現金のみです。

シェ・マリアンヌ(Chez Marianne)
住所:2 Rue des Hospitalières Saint-Gervais, 75004 Paris, フランス
営業時間:11:00-23:00(無休)
公式サイト
ユニクロ マレ店

カルナヴァレ美術館と同じフラン・ブルジョワ通り(Rue des Francs Bourgeois)に、ユニクロのマレ店があります。もともとは貴金属工場だった建物をいかしています。地下には当時の機械や道具などが展示されていて興味深いです。通りかかりに。
UNIQLO LE MARAIS
住所:39 Rue des Francs Bourgeois, 75004 Paris, フランス
営業時間:11:00-20:00(土日は10:00-20:00)
チョコレート店プラリュ(Pralus)でプラリュリーヌ

マレ地区には新鋭のヤン・クーヴルール(Yann Couvreur)、巨匠ピエール・エルメ(Pierre Hermé)、ミシャラク(Michalak)などパティスリーが目白押しです。リヨン郊外発祥のチョコレート店「プラリュ(Pralus)」では、名物のブリオッシュ「プラリュリーヌ(Praluline)」をぜひどうぞ。ピンクに色付けされた砂糖衣がけのナッツ「プラリネ・ローズ」が混ぜ込んであり、しっとりとしたバターの香りがじゅわっと広がります。サイズが2種類あって、大が14.9ユーロ、小が7.9ユーロです。その場で昔ながらの包み方で包み、ひもをかけてくれるのも好きです。
カリカリしたナッツがアクセントで、食べ出すとあっというまになくなってしまいます。お店をめざしていたら、プラリュのカラフルな紙バッグを提げた人を何人も見かけました。

常温で数日は日持ちするので、フライトの前日に買えば日本でも楽しめます。
プラリュ(Pralus)
住所:35 Rue Rambuteau, 75004 Paris, フランス
営業時間:9:30-18:30(日のみ9:30-18:00)
公式サイト
(取材協力:エバー航空)








