5つ星エアラインの名に恥じない、最高峰のホスピタリティを体験できるエバー航空のビジネスクラスは「ロイヤルローレルクラス」と呼ばれています。欧州路線のミュンヘン(MUC)から台北(TPE)を結ぶBR72便に2026年5月に搭乗しました。フルフラットになる快適なシート、洗練された機内食、そして乗務員の細やかな気配りはまさに完璧。12時間35分の長時間フライトを感じさせない極上の空間が広がっています。そんな完璧なフライトの中で、旅情を優しく刺激してくれる「あるお気に入り機能」と、そこに隠れた愛すべき改善点を見つけました。
搭乗便(2026年5月16-17日)
BR72 ミュンヘン12:00 ⇒ 台北・桃園 6:35 (ターミナル2)(+1日)
Boeing 777-300ER
12時間35分
旅情かき立てる「ムービングマップ」
ロイヤルローレルクラスの18インチの大型スクリーンで楽しめる機内エンターテインメント。その中でも、筆者が特に愛してやまないのが、今まさに機体が世界のどこを飛んでいるかをリアルタイムで教えてくれる「ムービングマップ」です。
暗い機内でこのマップを眺める時間は格別です。ヨーロッパからアジアへと向かう壮大なルートを視覚的に体感でき、「次はどの都市の上空だろう」「目的地まであと何時間、何キロか」と、旅のロマンをかき立ててくれます。(下に記事が続きます)
完璧だからこそ惜しい
この飽きることないムービングマップですが、日本語表記モードでじっくり眺めていると、ある「お茶目なバグ」に気づかされます。それは、歴史ある世界の都市名の数々が、フォントの関係で部分的に文字化けしてしまっている点です。
機体がユーラシア大陸の上空を進むにつれ、マップ上には次のような表記が現れました。
- コペンハ□ゲン (コペンハーゲン)
- カブ□ル (カブール)
- バク□(バクー)
- ニュ□デリ□ (ニューデリー)
- バグダ□ド (バグダッド)

どうやら、日本語の「ー(音引き)」がすべて「□」に変換されてしまっているようです。さらに、バグダッドの「ッ(促音)」も綺麗に「□」になっていました。
広大な空を飛びながら、「カブ□ルか、今はアフガニスタン周辺を飛んでいるんだな」と想像を膨らませる時間は、これはこれでどこか愛らしく、機内の密かなエンタメとして楽しませてもらいました。
5つ星エアラインへのエール
エバー航空ロイヤルローレルクラスの機内食、フルフラットベッドになる座席、アメニティ類、そして何よりヒューマンサービスのクオリティは、世界トップクラスであることは間違いありません。だからこそ、この文字化け現象は「あと一歩でパーフェクト」という、非常に惜しいポイントでもあります。
世界中の都市を繋ぐエバー航空だからこそ、画面に映るすべての都市名が、美しい日本語で正しく表記される日が来ることを心から楽しみにしています。そうすればエバー航空を利用する日本人搭乗客の満足度はもっと上がるはずです。
エバー航空(EVA Air) 海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。1992年に世界初となるプレミアムエコノミーを導入したことで知られる。2026年8月現在で世界60都市以上に就航。航空業界の格付け会社スカイトラックスが認定する「世界の5つ星航空会社」に、2026年も11年連続で選出。米旅行誌「トラベル・アンド・レジャー(Travel + Leisure)」による「ワールド・ベスト・アワード2026」では国際線航空会社部門の1位に選ばれた。日本路線は2026年8月現在、札幌・青森・仙台・成田・羽田・小松・関空・神戸・松山・福岡・沖縄の11空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。

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