エバー航空のロイヤルローレルクラス(ビジネスクラス)を利用して台北経由で小松ーミュンヘン間を往復しました。旅したのは2026年5月。その機中で、思わずその虜になってしまうような素晴らしい機内専用備品に出会いました。それは、エバー航空独自の機内エンターテインメント用に用意されたTHUNDER(サンダー)製のノイズキャンセリングヘッドホンです。機内での音楽鑑賞やスポーツ番組観戦で威力を発揮するのはもちろん、「耳栓」としての実力にも優れています。この記事では上質な旅を支えるこの革新的なヘッドホンについてご紹介します。
搭乗便(2026年5月11-12日)
BR71 台北・桃園23:35 ⇒ ミュンヘン 7:35(ターミナル2)(+1日)
Boeing 777-300ER
14時間
BR72 ミュンヘン12:00 ⇒ 台北・桃園 6:35 (ターミナル2)(+1日)
Boeing 777-300ER
12時間35分
雲の上の静寂
飛行機に乗ったとき、ゴーッという低いジェットエンジンの音が気になって、なかなか眠れなかったり、映画のセリフが聞き取りにくかったりした経験はありませんか?そんな「機内あるある」がこのヘッドホンなら驚くほどすっきり解消します。耳に当てた瞬間、まるで世界から音が消えたかのような静寂が訪れます。飛行機の激しい騒音だけをきれいに打ち消し、耳元にクリアな音だけを届けてくれるのです。

台湾製、エバー航空オリジナル
ロイヤルローレルクラスのシートには、枕、ブランケットとともに黒いケースに入ったTHUNDER製のヘッドホンがあらかじめ置いてあります。消毒済みの記載があるオレンジ色のリボンを開封すると、特殊な形状のプラグを座席の端子に差し込むタイプの1.5mほどの有線ヘッドホンが中に入っています。
このヘッドホンはエバー航空の完全オリジナルです。機内での利用に特化して開発された台湾製の機内限定オーディオシステムだそうです。家電量販店では市販されていないので、体感できるのはエバー航空のロイヤルローレルクラスだけ。機内専用なので持ち帰ることはできません。

機内を静寂に変える「耳栓」としての実力
このTHUNDER製ヘッドフォンを装着した瞬間、ひっきりなしに響くジェットエンジンのノイズが劇的にシャットアウトされます。圧倒的な遮音性があり、機内エンタテインメントを再生していない状態でも、機内を極上の静寂空間へと変えてくれます。台北ーミュンヘンの長時間フライトでも、ボタンを押すだけでフルフラットベッドに変身するシートの快適さに加え、THUNDER製ヘッドホンがもたらす「静けさ」は疲労度を大きく左右する重要なポイントだと感じます。

極上の装着感、耳が痛まない設計
このTHUNDER製ヘッドホンには、耳全体を優しく包み込むイヤーパッドが採用されています。しかも軽い。長時間装着していても、耳や頭が痛くなることがありません。有線ヘッドホンですが、ケーブルも約1.5メ-トルと長いので、私はつけたままいつもそのまま眠ってしまいます。
しかも、このヘッドホンには装着したまま、ワンタッチで客室乗務員(CA)とスムーズに会話ができる機能が搭載されている点もユニークです。耳元のボタンを押すだけで、機内映画や音楽がミュートになります。CAからドリンクの注文や機内食の確認を聞かれた際、わざわざヘッドホンを外す必要がありません。(下に記事が続きます)
スポーツ視聴で臨場感、息づかいもシャープ
機内エンタテインメントでサッカーを視聴した際、その音質のシャープさに驚かされました。実況の声がクリアに聞こえるのはもちろん、ピッチやコート上の選手たちのリアルな息づかいや、ボールを捉える細かな摩擦音まで鮮明に再現されます。まるでスタジアムのピッチサイド席にいるかのような、臨場感を機内で体験できます。世界ダウンヒルスケートボード選手権の映像と音響は鳥肌が立つほど、スリル満点でした。

back numberの楽曲に浸る
このヘッドフォンの優れた音響特性は、音楽を聴くことで真価を発揮します。
機内でback numberのアルバムを再生したところ、クリアな高音域から深みのある低音域までバランスよく響き渡りました。ボーカルの細かなニュアンスやギターやベースの旋律が、圧倒的な音質に支えられてストレートに心に届きます。普段から聴いている楽曲のはずなのに、音質でこんなに変わるとは。世界観と情感がさらに引き立ち、思わず涙がこぼれてしまうほどの感動と没入感を味わうことができました。
エバー航空 台北=ミュンヘン便スケジュール
| 便名 | スケジュール | 運航 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| BR71 | 台北・桃園(TPE)23:25⇒ミュンヘン(MUC)07:35(+1日) | 月・水・金・日 | 14h10m |
| BR72 | ミュンヘン(MUC)12:00⇒台北・桃園(TPE)06:20(+1日) | 月・火・木・土 | 12h20m |
エバー航空 台湾大手のフルサービスエアライン。海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。2026年5月現在で世界60都市以上に就航する。航空業界の格付け会社スカイトラックス(本社・ロンドン)が認定する「世界の5つ星航空会社」10社のうちの1社で、2026年にも11年連続で選出。AirlineRatings.com の「世界で最も安全な航空会社」ランキングでは13年連続8位にランクインするなど、高く評価されている。日本路線は2026年5月現在、札幌・青森・仙台・成田・羽田・小松・関空・神戸・松山・福岡・沖縄の11空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。








