パリの世界遺産・ノートルダム大聖堂に立つ2つの塔は2025年9月、再公開されました。424段の階段を上がると、高さ69メートルからの眺めが楽しめます。以前は長い行列でしたが予約制になり、スムーズに見学できます。オンラインでの予約から当日の流れ、所要時間を紹介します。(1ユーロ≒185円、2026年5月現在)
内部の見学は無料



内部は2019年の火災から5年の修復をへて2024年、再び見学できるようになりました。無料で2日前からオンライン予約できます。日本からアクセスするとブロックされたので、パリに着いてからと思いつつ出発しました。近くに滞在したので前を通ると「予約なし」の列が思いのほか短く、流れていたのでそのまま入って見学しました。



塔は有料・要予約

正面にそびえ立つ塔の入場料は大人が16ユーロで、18歳以下やパリ・ミュージアムパス所持者らは無料です。無料の人でも予約は必要で、公式サイトで日本からでも3カ月先まで予約できます。
時間は4月末の日没時間を調べ、夕暮れを狙って午後8時にしました。塔のてっぺんにいられる時間は「5分」なので、ダメ元でした。
入口は南塔わき

入口は向かって右側の南塔わきです。「遅刻するとキャンセル扱いになります」と書かれてあったので、午後7時半過ぎには大聖堂前の広場で待ち、ちょっと早いかな?と思いつつ午後7時50分ごろ、入口へ行きました。

印刷したQRコードをスキャンしてもらい、真ん中のだれもいないレーンに進むよう案内されました。隣は午後8時15分を予約した10人ほどが並んでいました。同じ時間に予約した人が一斉に歩くわけではなく、15分前に来てちょうどよかったようです。
回転バーが動いて中に入ります。かばんを広げ、スタッフの目視による検査を受けたらOKです。だれもおらず、階段を登り始めました。エレベーターはなく、下りも階段です。途中で展示室があり、ちょうど休憩になりました。よく考えられたコースです。

15分で「架空の怪物」待つテラスへ


15分ほどでパッと視界が広がりました。「怪物の回廊( La galerie des chimères)」です。「ハヤブサの頭を持つ悪魔(Le Démon à tête de faucon」「悲しみの鳥(L’Oiseau triste)」といった幻獣が1840年代に置かれました。
ここで「8時組」が出そろうのを待ちました。上から午後7時45分の予約と思われる人たちが下りてきて、頂上へ向かいました。

最上階は滞在5分


最後は45cm幅ほどの狭いらせん階段です。ゆっくり上がって5分後、ついに頂上です。夕暮れには早かったですが「うわー」と声が出ました。金網越しにパリの街を一望します。1人通れるぐらいの回廊になっていて、ゆっくり20人弱が進みました。写真を撮ったり眺めたりしていたらあっという間です。入口のスタッフが「時間です」と声をかけました。昇ってきた階段をクルクル降りると、5分前の私たちのように待っているグループがいました。


北塔を降りる

テラスに戻って梁が組み合わさった空間に入ります。大鐘「エマニュエル」と対面します。大聖堂で最古にして最大の鐘で、1681年につくられました。舞台裏に入り込んでいて、ここまで見せてくれるの?と感動しました。
鐘の見学を終えると北塔を降りて地上に戻りました。入ってから出るまで1時間弱でした。
無料の内部見学とセットで

「パリの展望台」といえばエッフェル塔(最上階276m)ですが、旅行の2週間前に予約しようとするとほぼ売り切れでした。凱旋門(高さ50m)は昇ったことがあるため、火災後の姿を観たいとノートルダム大聖堂にしました。パリ発祥の地・シテ島にあり、フランスの歴史そのものを感じられます。「たった5分のために16ユーロ」と最初は思ったのですが、ただ昇るだけではない展示とルートで、奥深さがありました。無料の内部見学とあわせてお勧めします。
ノートルダム大聖堂の塔
住所:6 Parvis Notre-Dame – Pl. Jean-Paul II, 75004 Paris, フランス
入場料:大人16ユーロ、18歳以下は無料(要予約)
営業時間:9:00-23:00(4~9月)9:00-17:30(10~3月)
休日:1月1日、5月1日、12月25日
公式サイト:







