台湾・高雄で2026年3月、ドミトリー式の宿「バックパッカー41ホステル」高雄館に4泊しました。地下鉄の駅から徒歩5分、1泊2,000円という安さです。古い建物をリノベーションしていてゆるい空気が流れていました。「ホステルに初めて泊まる」という人に向けて、設備やルール、雰囲気を紹介します。(2026年3月、1台湾ドル≒5円)
ホステルとは:ベッドだけ、水回りは共同

「ホステル(Hostel)」とはたいていの場合、二段ベッドが並ぶ相部屋(ドミトリー)で、シャワーやトイレは共同です。男女別の施設が多いですが、男女混合のところもあります。ドイツ発祥で各国ごとの協会に加盟している「ユースホステル(通称YH)」がホステルの代表格です。「ユース」とありますが年代は問わず、だれでも泊まれます。YHだけでなく独立系のホステルも増えています。
私は学生時代から国内外のホステル愛用者です。大学4年で泊まったドイツのYHには夜に着き、朝起きると下のベッドに男性がいました(男女別のはずでした)。30代のパリ留学中に旅したヘルシンキでは、台所でイタリア人にパスタのゆで方を教わりました。旅の面白さに出会いました。
今回泊まった「バックパッカー41」は独自のグループに所属していて、ポスターが貼られていました。

支払い:現地で現金のみ

ホステルの公式サイトから予約しようとしたのですがエラーが起きたため、agodaで予約しました。チェックインは午後10時までですが、私のフライトが高雄空港に着くのは午後10時過ぎで、間に合いそうにありません。「到着時に現金払い」が原則なので、どうしたらいいか尋ねると「先に銀行振込して」とのこと。8,000円ほどを台湾ドルで海外送金か…。手数料や手間を考えると面倒になったのですが、台中の姉妹館に滞在していた友人が立て替えてくれました。
宿泊代の支払いが済むと、友人経由で玄関と部屋の暗証番号、割り当てのベッド番号を知らされました。これで遅くなっても安心です。一度チェックインしてしまえば、暗証番号で出入りするので門限はありません。
デパート3つ、立地は最高

MRT(地下鉄)三多商圏駅の6番出口から歩いて5分ほどです。その名の通り「遠東そごう」「大遠百」「新光三越」と百貨店が3つも並んでいます。ホステルは大通りを1本入った静かな通りにあり、台湾映画のロケ地になりそうなひなびた味わいがありました。「興中夜市」という屋台が並ぶ通りが近く、食べ歩きにはもってこいです。
暗証番号でドア開錠

フライトが予定より早く着いたので、宿にも結局、午後10時過ぎには到着しました。フロントのスタッフがまだいました。友人が何回もやり取りしたので「あ、タダチカコ?」と覚えてくれていました。中に靴ロッカーがありますが、みんな玄関前に脱いでいたので、私もそれにならいました。
備え付けのスリッパに履き替え、2階の相部屋へ行きました。木製ベッドは8台あり、どれも埋まっているようです。女性部屋で、窓際の下段ベッドが私の割り当てでした。ベッド上でバックパックを広げます。
枕元にコンセントは2つあり、差し込み口の形状は日本と同じです。照明がないのでスマホのライトをつけてゴソゴソします。
トイレに行こうと部屋を出ました。
あ、しまった。すぐ失敗に気付きました。スマホを持って出るのを忘れ、部屋の暗証番号が思い出せません。いくつか試してあきらめました。夜分に申し訳ない…と思いつつ扉を叩いたら、入口近くのベッドの女性が開けてくれました。

面白い構造の建物

レトロな建物やしつらいが興味深かったです。中央に階段が並んで2つあり、洗面台とトイレ、シャワーブースも階段を挟んであり、対称なつくりになっています。もともと共同住居だったのでしょうか。
海外だと固定式のシャワーヘッドしかない宿もありますが、ここは外して動かせます。シャンプーやボディソープ、ドライヤーは備えつけがありました。小さなロッカーがあり、100台湾ドルをデポジットすると借りられます。ベッドのある部屋では飲食禁止です。アジアのトイレはトイレットペーパーを流さないケースが多いですがこの宿も同様で、横にあるカゴに捨てます。
部屋には荷物を置く共同スペースがありますが先客が使っていると置きづらく、階段しかないので、キャリーケースを使う人には向きません。

1階にキッチン、リビング、ワーキングスペースも

1階は共用スペースです。中・日・英語が飛び交っていました。キッチンにはティーバッグが並んでいて、お湯のサーバーもあるので自由に飲めます。冷蔵庫を使う場合、食材には自分の名前を書いておきましょう。
大きなダイニングテーブルで夜更けまで友人と話していました。朝起きるとソファにだれかが寝転がっていた日もありました。ワーキングスペースで早朝、PCを広げて仕事をしましたが、いつも静かでした。掃除は行き届いていて、朝は靴がきちんと並べられていました。

チェックアウトは午前11時で、午後6時まで共用スペースに荷物を置けます。ただ「預かる」というより「置きっぱなしにできる」というだけなので、心配な人は持ち歩いたほうがいいでしょう。
欠点は共用スペースの窓が小さく、日中も暗めなこと。近くにコインランドリーはあるそうでしたが館内に洗濯機はないので、長期滞在には向かないかもしれません。何せ1泊2,000円(410台湾ドル)です。4泊しただけの私は十分、満足しました。

旅慣れていない人は日中に、宿のある街に着くと安心です。近くにもたくさん、ホステルがあるので、長旅なら泊まり歩くのもよいかもしれません。
バックパッカー41 高雄館(背包41青年旅館)
住所:No. 39, Lane 261, Siweisan Rd, Lingya District, Kaohsiung City, 台湾 802
チェックイン:15:00-22:00(門限はなし)
チェックアウト:11:00
公式サイト







