【LOTポーランド航空搭乗記】成田~ワルシャワ~リーガ[エコノミークラス]

LOTポーランド航空80便・783便搭乗記
@Pen&Voyage
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中欧ポーランドのフラッグキャリア・LOTポーランド航空を利用して2025年12月、成田からラトビアの首都リーガに飛びました。安心安全に過ごした成田~ワルシャワ、ワルシャワ~リーガへのフライトの様子を紹介します。(情報は2025年12月現在)

搭乗便(2025年12月6-7日)
LO80 成田23:05⇒ワルシャワ5:45(+1)
Boeing 787
14時間40分

搭乗便(2025年12月7日)
LO783 ワルシャワ10:40⇒リーガ13:05着
Boeing 737-800 (Winglets)
1時間25分

INDEX

21:00、成田T1南ウイングAカウンター

LOTポーランド航空は成田第1ターミナル南ウィングAカウンター
LOTポーランド航空は成田第1ターミナル南ウィングAカウンター@Pen&Voyage
成田第1ターミナル、この日の最終便がLO80便
成田第1ターミナル、この日の最終便がLO80便

成田発ワルシャワ行きは23:05で、この日は「成田発最終便」でした。チェックインは第1ターミナル南ウイングAカウンターです。ショッピング街「エアポートモール」に一番、近いので便利です。セルフのバゲージドロップはないので、有人カウンターの列に並びました。乗客は欧米人が多い印象です。オンラインチェックインは済ませていたので紙の搭乗券をワルシャワ~リーガ分まで2枚受け取り、荷物を預けました。エコノミークラスは原則、23kgが2個まで、ビジネスクラスは32kgが2個までです。

成田~ワルシャワ、ワルシャワ~リーガ搭乗券を受け取る@Pen&Voyage
ワルシャワ~リーガ、成田~ワルシャワ(下)の搭乗券を受け取る@Pen&Voyage

出国審査を抜けて43番搭乗ゲートへ向かいました。免税店もほぼ閉まっていて閑散としています。USBポートが近い席で充電しながら搭乗を待ちました。14時間40分の長旅に備えて、コートはバックパックに詰め込み、ネックピローをふくらませます。

22:35、搭乗

この日は43番ゲートから搭乗@Pen&Voyage
この日は43番ゲートから搭乗@Pen&Voyage
成田~ワルシャワ便で使用されるB-787エコノミークラス(提供:LOTポーランド航空)
成田~ワルシャワ便で使用されるB-787のエコノミークラス(提供:LOTポーランド航空)

搭乗券には「ZONE3」とあったので、呼ばれるまで待ちました。ボーディングブリッジを渡って機内へ入ると「こんばんは」と、日本語で迎えられました。

今回は窓から空の写真を撮りたくて、あえて窓側の席にしていました。座席にUSBポートはあったのですが、肝心の充電ケーブルは頭上の棚にしまったバックパックに入れてしまいました。わざわざ座席を立って荷物を出すのも…と、着くころには携帯はバッテリー切れに。私のようにならないためにも、充電ケーブルは足元に収納するバッグに入れておきましょう。

1時間半後、機内食サービス

まずは紙おしぼりとおつまみ@Pen&Voyage
まずは紙おしぼりとおつまみ@Pen&Voyage
LO80便のエコノミークラス機内食@Pen&Voyage
LO80便のエコノミークラス機内食@Pen&Voyage

スナックのカシューナッツと、紙おてふきを受け取りました。ポーランド語で書かれているのが新鮮で、ちょっとしたことですが海外気分が高まります。「鶏か豚か、どちらになさいますか」。日本語で訊かれました。日本時間で日付の変わったころです。少し軽めに…と思って鶏にしました。アルミ箔をはがすと、うどん!ちょっと驚きましたが、深夜食としてはもってこい。あんかけのようなやさしい味わいで完食しました。豚はカツ丼のようでした。

食事が終わるころ、照明が落とされました。もう午前1時(日本時間)を回っています。座席を少し倒し、ネックピローを首に置きました。頭を窓に預けることもできるので、窓側席は結構、体が動ける範囲が広いと感じました。トイレへは隣の人が席を立つのを見計らい、同時に席を立ちました。

ギャレーにはドリンク類とカップラーメンが置いてあり、自由にいただけました。

気付けば目的地まで「2:07」

残り2時間に大喜び@Pen&Voyage
残り2時間と気づき大喜び@Pen&Voyage
アツアツのペンネがおいしい@Pen&Voyage
アツアツのペンネがおいしい@Pen&Voyage

トイレに1度、席を立った以外は熟睡できました。目が覚めると「目的地までの時間 2:07」とモニターに出ていました。えー、もう。驚きました。あっという間とまでは言いませんが、揺れもほとんどなく、なかなか時間が立たないと感じることもなく過ごせました。

到着前にも食事が出され、トマトソースのペンネでした。熱々でおいしかったです。サラダもチーズたっぷりがうれしい。食べごたえがありました。

早朝のワルシャワ空港着

午前5時過ぎ、夜明け前のワルシャワに到着@Pen&Voyage
午前5時過ぎ、夜明け前のワルシャワに到着@Pen&Voyage
ロシア上空を避け北極を通りワルシャワへ@Pen&Voyage
ロシア上空を避け北極を通りワルシャワへ@Pen&Voyage

ワルシャワ・ショパン空港には定刻より30分ほど早い午前5時10分(現地時間)ごろ、着陸しました。リーガへと乗り継ぎますが、ラトビアもポーランドもシェンゲン圏内のため、ここで入国審査を通りました。「All Passports」と書かれた列に並びます。私の番が来ると窓口にパスポートを渡し、手前の台にあった指紋スキャンの機械に指を置きました。EUはEESという出入域システムを2025年10月から導入、EU以外の国からの短期滞在者に対し、生体情報の提供を義務づけたからです。機械の前にあったイラストでは指を何本か置くように見えたのですが、審査官が「これだけでOK!」と指でジェスチャーをしました。1本だけでよかったようです。

荷物は出すことなく、リーガまで運ばれます。

ワルシャワ~リーガは1時間25分

スクロールできます
ワルシャワからリーガへ乗り継ぐ@Pen&Voyage
ワルシャワからリーガへ乗り継ぐ@Pen&Voyage
1時間半足らずのフライトでもサービス有@Pen&Voyage
1時間半足らずのフライトでもサービス有@Pen&Voyage
雲の上はブルースカイ@Pen&Voyage
雲の上はブルースカイ@Pen&Voyage
リーガへ降りる前、窓から森が広がる@Pen&Voyage
リーガへ降りる前、窓から森が広がる@Pen&Voyage

ワルシャワからリーガは1時間25分ですが、プラムペースト入りパンやコーヒーがいただけます。サービスが終わると、すぐに降下が開始になりました。窓いっぱいに森林が広がり、森の国に近づいていることを実感します。ワルシャワとリーガは時差が1時間あります。ワルシャワは日本から8時間遅れですが、リーガで1時間、巻き戻しになりました。(取材協力=ポーランド航空)

2026年は日本就航10年

LOTポーランド航空

LOTポーランド航空 1929年に設立された、世界でも有数の歴史を誇るポーランドの国営航空会社。日本には2016年に成田へ就航、2026年で就航10周年。「LOT」はポーランド語で「飛ぶ」との意味で、スターアライアンスに加盟。航空会社格付けサイトAirlineRatings.comでは、安全性で7/7の評価を得ている。ハブはワルシャワ・ショパン空港。公式サイト

2026年成田⇔ワルシャワ 夏期スケジュール

LOTポーランド航空は2026年夏期、成田~ワルシャワ線を大幅に増便します。3月末~5月末と9月~10月には、日中発と深夜発の1日2便体制となる日があり、旅行計画の自由度が大きく広がります。

たとえば日中発便(LO1080便)なら成田を朝~昼に出発し、同日中にワルシャワへ到着できます。市内観光やポーランド料理を楽しみ、翌朝からバルト三国や中東欧への乗り継ぎをスムーズに始められます。LO80便(深夜発)であれば仕事後に成田へ向かい、移動中にしっかり休んで翌朝から行動できるのも魅力です。

復路も選択肢が増えることで、最終日まで現地を楽しみたい人も、余裕をもって帰国したい人も、自分の旅のスタイルに合わせたスケジュールを組みやすくなります。詳しくは下記をご覧ください。

成田発 → ワルシャワ着

便名運航日成田発ワルシャワ着運行期間
LO080毎日22:5006:00+1※3/29-10/24
LO1080月※8:1515:253/30-5/25※
11:4518:554/2-5/28
8:1515:309/3-10/1
水・金12:0019:1510/2-10/24
※+1は翌日着。LO1080は4/13運休。月曜発LO1080は、一部日程でスケジュールが異なります。

ワルシャワ発→成田着

便名運航日ワルシャワ発成田着運行期間
LO079毎日22:5018:40+1※3/29-10/24
LO1079日※10:4006:30+13/29-5/24※
14:1010:00+14/1-5/27
10:5506:35+19/2-9/30
火・木14:3510:15+110/1-10/23
※+1は翌日着。LO1079は4/12運休。日曜発LO1079は、一部日程でスケジュールが異なります。
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