バルト海に面した小さな国・ラトビアを2025年12月、旅しました。中世からドイツやスウェーデン、ロシアなどの支配を受け、20世紀には独ソに占領されながらもたくましく紡がれた文化や暮らしを取材しました。この記事では、気軽に買えるお土産8選を紹介します。スーパーRimiのリンゴ型エコバッグがかわいくてダース買いしました。※1ユーロ≒185円(2026年2月現在)
スーパーRimi(リミ)が便利

ラトビアの大手スーパーRimi(リミ)は、バルト三国で300店以上を展開するチェーンです。首都リーガにも「Hyper」「Express」など大型店からコンビニ規模の店まで、赤い看板が目につきます。リーガ中央駅前にある「Rimi Hyper Origo」は午前7時~深夜零時までと長く営業しているのも助かります。


日本のスーパーと同様、セルフレジが増えています。もちろん操作画面のデフォルトはラトビア語ですが、右上の「EN」を押せば英語になります。レシートと一緒に出てくるバーコード付きの紙を出口でスキャンすると、ゲートが開く仕組みです。強行突破しようとするとサイレンが鳴るので気をつけて。

有人レジのほうが旅人にはやさしいかもしれません。まず「Rimiカード(アプリ)は持っている?」と訊かれるので、持っていなければNo(ノー)なりNē(ネー)なり答えます。
私が「ノー」と答えたところ、レジ係の女性は後ろに並んでいた年配の女性客に何やら訊ねました。すると女性客は「あ、はい」という感じで、さして驚きもせずレジ係にカードを渡し、係は「ピッ」としてすぐ戻し、私がレーンに並べた商品のスキャンを始めたのです。なるほど、グッジョブです。「Paldies!」 (パルディエス、ありがとう)と2人に笑顔で言いました。
こうして私の買い物は会員価格が適用され安くなり、後ろの客にはいくらかの購入ポイントがついたと思われます。こういう「草の根ウィンウィン」が楽しいですね。

リンゴ型エコバッグ 1.29ユーロ

海外に行くとほぼ必ず、スーパーで買えるエコバッグを土産にします。かさばらないし軽いしお手ごろ、スーツケースの緩衝材替わりになり、荷物が増えがちな旅行中から役立ちます。デザインでお国柄もうかがえます。
Rimiのエコバッグは同行の女性誌編集者が買っていたのを見て一目ぼれしました。かわいすぎやしませんか。その愛らしいリンゴ型がたまりません。レジ脇につるされているのを思わず10個以上「もぎ取って」しまいました。
特に機能としての役割はなく「リンゴ」を強調するためだけにフェルト地の大きな葉っぱがついているのがご愛敬で、クリスマスツリーに飾るオーナメントのようです。

別に収納袋があるわけではなく、底辺の角にあるポケットから袋を広げます。半切りのリンゴやエコな暮らしをイメージさせるイラストが描かれています。英語のほかエストニア語、ラトビア語、リトアニア語で「再生ポリエステル100%」との表示があります。引っかけるフックもあるのもいいですね。お土産に渡すと必ず「これ何?」と訊かれ、会話が弾みます。
Laima(ライマ)のチョコレート

Laimaは1870年創業、ラトビアを代表する老舗チョコレート会社です。スーパーRimiには量り売りコーナーがあります。種類によって値段は変わりますが、1キロ当たり12~20ユーロ程度です。雪の結晶柄はクリスマス限定商品で、ミルクチョコレートにフィリングが詰まっています。ロングセラーのDiana(ディアナ)はブラックカラント、ラズベリーなどベリー入り、青い包みのVērassprīns(ヴェラスプリンス)はミントチョコです。種類ごとに袋に詰めると、レジで量ってくれました。

ラトビア柄のスカーフとマフラー 各13.99ユーロ


「これぞラトビア」という模様と柄の巻き物です。リーガ中央駅に近いスーパー「Rimi Hyper Origo」の土産コーナーにありました。スカーフは輪っかになっていて、頭からかぶるだけです。
オーブンシート 0.79ユーロ

日本でも買えるオーブンシートやラップ類ですが、海外製のものだとインテリア性がアップ、ご機嫌になれます。スーパーRimiでもPB(プライベートブランド)商品を買いました。芯も箱もないシンプルさが潔くて、これで十分です。
魚のオイル漬け

滞在した首都リーガのデザイナーズホテル「グランド・ポエット・バイ・セマラ(Grand Poet by Semarah) 」の朝食ビュッフェにバルト海の小魚スプラット缶が出ました。オイルサーディンと似たような味わいで、ラトビアに限らず買えますが、これもパッケージやフレーバーに土地柄がにじみ出ます。RimiのPBは1.99ユーロ、リーガを強調しているブランドは2.29ユーロ。油までおいしかったです。

スパイス

円安ユーロ高にあって、魚用0.25ユーロ、ジャガイモ用0.24ユーロ、ブラックペッパー0.34ユーロのスパイスはありがたいです。スーパーRimiのPBで、ピクトグラムのようなデザインもシンプルでいい感じです。ブラックペッパー以外の2つは、これをひとふりすればたちまちジャガイモや魚がバルティックになる…はずです。使うのが楽しみです。
MÁDARAのハンドクリームとフェイシャルミスト


MÁDARAはラトビア発の自然派スキンケアブランドです。フェイシャルミストは19.95ユーロ、ハンドクリームは2個で9.95ユーロでした。フェイシャルミストは帰りの機内でさっそくどうぞ。しっとり、ほのかに森の香りがします。ショッピングモール「Galleria Riga」1階、スーパーRimiの隣にあります。
カルヴェ・コーヒー(KALVE COFFEE)の豆とトートバッグ

北欧らしい洗練されたコーヒーロースター「KALVE」で買った豆はBreakfast Club(250g、11.3ユーロ)です。浅煎りでフルーティ、飲みやすかったです。

コーヒーの陳列棚にかけてあった四角いトートバッグ(25ユーロ)も気に入って買いました。40cm×40cmと大きく、しっかりしたマチが15㎝ほどあります。生地もしっかりした帆布で、たっぷり荷物が入るので重宝しています。


(取材協力:ラトビア投資開発公社<LIAA>観光部、LOTポーランド航空)
Rimi Hyper Origo
住所:Stacijas laukums 2, Centra rajons, Rīga, LV-1050 ラトビア
営業時間:7:00-0:00(無休)
公式サイト
※旧市街「Rimi Centrs」、新市街のショッピングモールGalleria Riga1階「Rimi Super Galleria Riga」も便利。
ラトビア バルト三国の中央に位置する。人口180万人。面積は約6.5万km²で、九州と四国を足したぐらい。国土の半分が森林。中世からドイツやポーランド、スウェーデン、ロシアなどの支配を受け、20世紀には独ソに占領された。1991年にソ連から独立を回復。公用語はラトビア語。通貨はユーロ。
「バルト海の真珠」と呼ばれる首都リーガは13世紀からハンザ同盟に加盟し、バルト海交易の拠点として栄えた。ドイツ商人らの営みを今に伝える街並みは「リーガ歴史地区」として1997年、ユネスコ世界遺産に登録された。北緯57度はモスクワや米アラスカ州南部と同程度。人口は60万人ほどで、バルト三国では最大。







