台湾大手のエバー航空は、台北・桃園(タォユェン)と福岡を1日2往復しています。復路の朝便は欧州~台北便との接続がよく、スムーズに乗り継げます。今回は、ミュンヘンから台北に戻り、福岡便に乗り継ぎ帰国するまでをレポートします。(情報は2024年4月現在)
搭乗便(2024年4月19日)
BR106 台北・桃園(ターミナル2)08:10⇒福岡11:20着(台湾より+1時間)
Boeing 787-9
ミュンヘンから乗り継ぎスムーズ1時間
便名 | 福岡⇒台湾スケジュール | 運航 | 所要時間 |
---|---|---|---|
BR105 | 福岡(FUK)12:20⇒台北(TPE)13:45 | 毎日 | 2時間25分 |
BR101 | 福岡(FUK)19:20⇒台北(TPE)20:45 | 毎日 | 2時間25分 |
BR119 | 福岡(FUK)20:20⇒高雄(KHH)22:10 | 毎日 | 2時間50分 |
便名 | 台湾⇒福岡スケジュール | 運航 | 所要時間 |
---|---|---|---|
BR106 | 台北(TPE)08:10⇒福岡(FUK)11:20 | 毎日 | 2時間10分 |
BR102 | 台北(TPE)15:10⇒福岡(FUK)18:20 | 毎日 | 2時間10分 |
BR120 | 高雄(KHH)15:30⇒福岡(FUK)19:20 | 毎日 | 2時間50分 |
ミュンヘンから台北へのフライトは30分ほど到着が遅れ、午前7時過ぎに到着しました。福岡行きは午前8時10分です。午前7時55分発の成田便に乗り継ぐ客のために、地上係員がゲートで待っていましたが、福岡便は特にありません。そのまま保安検査を通りました。
ミュンヘンの空港でもらっていた台北~福岡便の搭乗券には、搭乗時刻が「7:40」とあります。搭乗するグループ(”ZONE”との表記)は「5」となっているので、最終グループになります。ならば時間があるはず…と、「貴賓室」の案内を頼りにラウンジ”The Star”(ザ・スター)にも立ち寄ってから、福岡便の搭乗ゲートへ行きました。
前回のイタリア取材でも同じ106便に乗り継ぎましたが、桃園は相変わらずの活気です。台湾を旅する人は、早めに空港に着いておいたほうが安心かもしれません。
福岡までは2時間3分
福岡から台北は2時間半ほどですが、帰りはさらに短くて、今回は所要時間2時間3分、福岡~成田並みです。こうなると飲み物だけ、サンドイッチぐらいだけで十分とも思いますが、ちゃんと温かい食事が出ます。食事の温かさへのこだわりが日本人の比ではない中華系らしさがかいま見えます。
朝食らしくオムレツのトマトソース添えと、ヨーグルト、フルーツでした。何だかんだ言いつつトレーを受け取り、メーンディッシュの皿にかぶせられたアルミ箔をそーっとはがすのはワクワクしますね。
往路の101便は個人モニターがなく国内線感覚でしたが、復路にはモニターがありました。30分無料の機内Wi-Fi(2024年6月末まで)も、往路は提供機材(B777/B787/A333)ではなかったのですが、この106便はB-787型機なので接続できました。ありがたいです。
税関審査はオンラインで
税関はオンライン(”Visit Japan Web”)で申告を済ませておいたので、QRコードとパスポートを読み取らせるだけでOKでした。前回(2024年3月)は4年ぶりの海外で、税関申告をすっかり忘れていました。オンライン申告はもちろん用紙も機内で受け取り忘れ(寝ていた)、税関職員に「書類は?QRコードは?」と指摘されました。台まで戻り、その場に備え付けの申告書に書きました。
バスで市中心部へ
福岡空港は市中心部に近く、アクセスのよさは日本一とも言われます。ただ国内線は地下鉄に直結していますが、国際線は連絡バスで国内線に移動して地下鉄に乗るか、すぐ外にある路線バスを利用するかです。私はJR博多駅までバスで行き、駅で自宅までの路線バスに乗り継ぎ、正午過ぎには帰宅しました。
台北~福岡BR106便の流れ[エコノミークラス]
搭乗券に書かれたゾーン(1~5)ごとに搭乗。パスポートと搭乗券を手元に用意
シートベルトを着用。スマートフォンは機内モードに。日本出入国カード(日本国籍者は不要)、税関申告書(ウェブ登録者は不要)が配られる
機内食、免税品販売についての説明。日本人CAは1人乗務
温かいお茶、コーヒーのサービスも
シートベルトを着用。トイレはそれまでに済ませる
スマートフォンをオンにすると、日本時間(+1時間)に自動で変わる(設定による)
※時間は状況によって前後します
取材協力・エバー航空
台湾大手のフルサービスエアライン。海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。2024年3月現在で世界60都市以上に就航する。航空業界の格付け会社スカイトラックス(本社・ロンドン)が認定する「世界の5つ星航空会社」10社のうちの1社で、2024年にも9年連続で選ばれた。日本路線は2024年12月、就航30周年を迎える。2024年3月現在、札幌・仙台・成田・羽田・小松・関空・松山・福岡・沖縄の9空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。