【エバー航空197便搭乗記】成田発台北行き、ワクワク3時間40分[ロイヤルローレルクラス]

BoardingReport_BR197
エバー航空197便でⒸPen&Voyage
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台湾経由で欧州へ。パリ五輪ハンドボール女子世界最終予選があるハンガリーに行くため、まずは台北に向かいました。台北を足がかりに欧州へ向かうのは今回、2024年4月が2度目です。大満足だった2か月前の2月、イタリアに向かった前回の旅からさらなる発見や変化を求めて、ワクワクしながら機内へ。エバー航空は機内食やドリンクの種類が豊富で、飽きない工夫が満載です。3時間40分の快適な機内をレポートします。(情報は2024年4月現在)

搭乗便(2024年4月9日)
BR197 成田14:25⇒台北・桃園17:05(時差-1時間)ターミナル2
Boeing787-10
3時間40分

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重大事故ゼロのエバー航空

エバー航空197便成田発台北行き
エバー航空197便・成田発台北行きⒸPen&Voyage
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便名成田⇒台北・桃園スケジュール運航所要時間
BR183成田(NRT)13:25⇒台北(TPE)16:05毎日3時間40分
BR197成田(NRT)14:25⇒台北(TPE)17:05毎日3時間40分
BR195成田(NRT)20:40⇒台北(TPE)23:20毎日3時間40分
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便名台北・桃園⇒成田スケジュール運航所要時間
BR184台北(TPE)07:55⇒成田(NRT)12:25毎日3時間30分
BR198台北(TPE)09:00⇒成田(NRT)13:25毎日3時間25分
BR196台北(TPE)15:20⇒成田(NRT)19:40毎日3時間20分
2024年夏スケジュール。スケジュールは予告なく変更になる場合があります。

エバー航空は毎日3便、成田と台北を結んでいます。最新スケジュールは上記になります。(2024年夏スケジュール。予告なく変更することがあります)

この日の搭乗は30分遅れでスタート。定刻に出発するに越したことはありませんが、入念な機材点検に時間を割いている証拠なのだとポジティブに捉えています。安心、安全に勝る優先事項はありません。エバー航空は、1989年の設立以来、死亡事故などの重大な事故を一度も起こしていないエアラインです。36番の搭乗ゲートから徒歩2〜3分、31番ゲート付近にあるユナイテッド・クラブラウンジでくつろいで待ちました。

プライベート空間1-2-1

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エバー航空ボーイング787-100
エバー航空ロイヤルローレルクラス(提供:エバー航空)
エバー航空197便でアサインされたのは窓℃際の席
エバー航空197便でアサインされた窓際の席ⒸPen&Voyage
足元にも広いスペースⒸPen&Voyage

機材はボーイング787-10。比較的新しい機種で、前方のロイヤルローレルクラスの配列は1-2-1と余裕たっぷりです。重厚感のあるレザー調のプライベート空間が広がります。足元も広々としていて、全力で膝をのばしても干渉するものはありません。

座席は高級感のあるレザーとメッシュ素材でできていて、シート脇のボタンか、リモコンのようなコントローラーのいずれかのボタンを押すと全長2メートルのフルフラットベッドに早変わりする仕様です。離着陸の際は座席を元通りの位置に戻す必要があります。

さらに安全が強化されているところもロイヤルローレルクラスのいいところ。シートベルトは、エコノミークラスが腰回りだけなのに対して、ロイヤルローレルクラスには肩から腰にかけて斜めに固定するベルトもあります。安心、安全がアップグレードされて「守られている」実感がこみ上げます。

機内食はオンラインなら7種類から

エバー航空オンライン機内食メニュー
ロイヤルローレルクラスの機内食はオンライン限定メニューを含めて7種類から選べる
悩んだ末に中華料理をオーダー

ロイヤルローレルクラスの楽しみはやはり、充実の機内食、そして飲み物(私の場合はお酒)のラインナップです。エバー航空は食事もドリンクも種類がとにかく豊富です。

機内食は搭乗後でも注文できますが、搭乗前にスマホやパソコンで事前に予約できます。今回は事前に予約していました。オンラインだと選択肢は下記の通り7種類もありました。搭乗後でも3種類から選べます。日系エアラインは羽田~台北(松山)便だと、和洋2種類なので、エバー航空のチョイスの多さは際立っています。★はオンライン限定メニューです。

  • スパイシーシュリンプと豚肉のワンタンヌードル、牛肉スープ
  • チキンとチーズのロール、マッシュポテト添え
  • 牛肉のオイスターソース煮
  • トマトとケッパーソースのヒラメのソテー、ライスヌードル添え★
  • 牛フィレのグリル、ペッパーソース★
  • 牛肉の八丁味噌煮込み、デミグラスソース★
  • 鶏のグリルのくわ焼き風、ご飯添え★

ドリンクは70種類超え

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機内食メニュー(左)とドリンクメニュー(右)ⒸPen&Voyage
エバー航空ビジネスクラスのドリンクメニュー
シャンパーニュとワイン類
エバー航空ビジネスクラスのドリンクメニュー
その他のアルコール類
エバー航空Cクラスドリンクメニュー-7
ソフトドリンク類(提供:エバー航空)

座席脇にはグレーの表紙のMENUと書かれた機内食の紹介と赤い表紙にW&B(Wine&Beverages)と書かれたリストが置かれています。それを見ると、あなたもきっと驚きます。お酒だけで36種類(シャンパン、ワイン6種類、ビール4種類、カクテル9種類、梅酒など)のメニューがあります。コーヒーやジュース、お茶などのノンアルコール飲料を含めるとなんと74種類(日本便限定の獺祭含む)がリストにあります。ラインナップは2024年4月現在、下記の通りです。(状況によって提供できない場合もあります。未成年の飲酒は法律で禁止されています)

アルコール:シャンパーニュ(カステルノー・ミレジメ・ブリュット2006)/白ワイン3種類(チリ産/ドイツ産2種)/赤ワイン(仏ラングドック産/スペイン産)/酒精強化ワイン(テイラー・LBVポート)/カクテル9種類/モクテル2種類/スピリッツ7種類/リカー5種類/ビール4種類(金牌/バックスキン/ハイネケン/キリン)/獺祭(日本便のみ)/梅酒
ソフトドリンク:コーヒー5種類、紅茶3種類(トワイニング)/中国茶5種類(FormoCHA2種類/王徳傳=ワン・デ・チュアン=3種類)/ハーブティー3種類/日本茶3種類/炭酸飲料6種類/ジュース6種類/ミネラルウオーター2種類/ココア、抹茶ミルクティー、カルピスウオーター、牛乳、低脂肪乳

例えばビールは台湾の定番「金牌(ゴールドメダル)」、バックスキン、ハイネケン、キリン一番搾りの4種。台湾茶は気鋭のFormoCHA、老舗の王德傳がそろいます。日本茶も煎茶、ほうじ茶、抹茶入り玄米茶といった具合で、日系エアラインよりもそろっています。ちなみに日系エアラインだとアルコール・ソフトドリンク合計で35~36種類ほどです。

台湾ビール「金牌」爽快な味わい

台湾ビール「金牌」
台湾ビール「金牌」ⒸPen&Voyage

欧州への渡航に台湾のエバー航空を利用するようになって少し「台湾」が身近になり、台湾のことや文化、人々をもっと知りたい気持ちになっている自分がいます。今回はトランジットのみの台湾なので、せめて機内で「台湾」を味わい尽くしたいと思いました。

まずはキンキンに冷えた「金牌」の台湾啤酒でのどを潤します。90年以上の歴史があるこの定番ビールは苦みが少なく、爽快で日本人の口にもよく合います。

うまい!鼎泰豐(ディンタイフォン)のスープ

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鼎泰豐(ディンタイフォン)の牛肉スープ(左)が最高ⒸPen&Voyage
冷製白きくらげのデザートスープ。初めて食した甘味
冷製白きくらげのデザートスープ。初めて食した甘味ⒸPen&Voyage
成田ー台北3時間40分、豊富な飲み物と絶品機内食で癒されるⒸPen&Voyage

続いて出てきた「中式」機内食が、それはまた「すばらしい」の一言。前菜(卵黄豆腐、大根と豚肉とコリアンダーのサラダ、ナスとエビのXO醤和え)、牛肉スープ、メイン(スパイシーシュリンプと豚肉のワンタンヌードル)、冷製白きくらげのデザートスープという構成でした。

特にアツアツの牛肉スープは旅行ガイド「TasteAtlas」が発表した「世界の偉大な伝統的レストラントップ100」の中で、アジア2位にランクインした台湾の有名店、鼎泰豐(ディンタイフォン)のスープじゃありませんか。体に染み渡る旨味たっぷりの味わいです。1958年に台湾で創業。東京駅の八重洲や日本橋、銀座にも店舗がある有名店なので、ご存じの方も多いはず。香港の店舗では2010年から5年連続でミシュラン1つ星を獲得しました。

うまいお酒と絶品料理に癒された3時間40分のフライトはまさに空飛ぶ至高のレストラン。ぜひエバー航空のロイヤルローレルクラスがこだわる最高の機内食を味わってみてください。

成田~台北BR197便の流れ[ロイヤルローレルクラス]

14:30
搭乗開始・ウェルカムドリンク

搭乗券に書かれたゾーンごとに搭乗。パスポートと搭乗券を手元に用意。座席に着いたら手荷物を収納。

CAさんがあいさつに来てくれるので、メーンディッシュ、アペリティフ、食事中の飲み物をオーダー

14:55
ドアクローズ

シートベルトを着用。スマートフォンは機内モードに。台湾の入国カードが配られる(乗り継ぎであれば不要)

15:10
離陸
15:30
日本語アナウンス

機内食、免税品販売についての説明。日本人CAは1人乗務

16:00
食事(中華2種、西洋風1種)

パン/オードブル/メーン(ワンタン麺、チキン、牛肉からチョイス)/デザートとフルーツ/コーヒーかティー

17:00
免税品販売

オンラインで事前注文し機内で受け取ることも可能

18:15
シートベルトサインが点灯

シートベルトを着用。トイレはそれまでに済ませる

18:35
台北・桃園に着陸

スマートフォンをオンにすると、現地時間(-1時間)に自動で変わる(設定による)

※時間は状況によって前後します

成田国際空港 東京都心の東約60km、千葉県成田市にある日本最大の国際空港。第1ターミナルはANA、エバー、シンガポール、ユナイテッド、大韓航空、第2ターミナルはJAL、チャイナエアライン、マレーシア、キャセイパシフィック、第3ターミナルはジェットスター、スプリングジャパンなどLCCが離発着する。空港コードはNRT。空港と都心は鉄道(京成スカイライナー/JR成田エキスプレス)やリムジンバスなどが結ぶ。

台湾桃園国際空港 台北の西40㎞、桃園(Taoyuan、タォユェン)にある台湾最大の国際空港。第1ターミナルはピーチ、ジェットスター、タイガーエア台湾、スターラックスなど、第2ターミナルはエバー、JAL、ANA、スターフライヤーなどが離発着する。7~24時間の乗り継ぎ客のために、空港発着の無料観光ツアーも。第3ターミナルは2026年開業予定。空港コードはTPE。

取材協力・エバー航空

台湾大手のフルサービスエアライン。海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。2024年3月現在で世界60都市以上に就航する。航空業界の格付け会社スカイトラックス(本社・ロンドン)が認定する「世界の5つ星航空会社」10社のうちの1社で、2024年にも9年連続で選ばれた。日本路線は2024年12月、就航30周年を迎える。2024年3月現在、札幌・仙台・成田・羽田・小松・関空・松山・福岡・沖縄の9空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。

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