台湾経由で欧州へ。エバー航空の協力による今回の取材旅行は8泊11日で、往路はウィーン着でした。ウィーンから鉄道でハンガリーとドイツへ移動、復路はミュンヘンから帰路に着きました。このような往路と復路で発着地点が異なる「オープンジョー」の旅は、複数の国や街を訪ねたい場合に便利です。この記事ではミュンヘン空港から台北・桃園(タォユエン)に到着するまでを紹介します。(情報は2024年4月現在)
搭乗便(2024年4月18-19日)
BR072 ミュンヘン12:00(ターミナル2)⇒台北・桃園06:35(+1日)ターミナル2
Boeing 787-9
ミュンヘン空港は第2ターミナル
ミュンヘン中心部からミュンヘン空港へは、Sバーン(鉄道)で約40分です。正午発のフライトなので、滞在先で朝食をゆっくりいただきました。カールスプラッツ(Karlsplatz)駅からは13.6ユーロでした。エバー航空も加盟する航空連合・スターアライアンスの各社は第2ターミナルを利用します。駅からビルへは高い屋根があるとはいえ、屋外を歩いて渡るのが新鮮です。アウディの全面広告が目に飛び込んできました。
エバー航空カウンターはGレベルのNo.401-406
地上階(レベル3)からエスカレーターでG-level(レベル4)に上がり、エバー航空のチェックインカウンターを確認しました。薄緑のカウンター(No.401-406)をめざします。搭乗券を受け取り、保安検査場へ向かいました。かなりの行列に思えましたが、15分ほどで免税エリアに出ることができました。
シャトルに乗ってサテライトへ
搭乗ゲートは「L」ゾーンで、シャトルに乗ってサテライトターミナルに移動しました。サテライトは2016年開業で、ゲートにある椅子にはコンセントもUSBポートもついていました。ギリギリまでラウンジにいたので、機内には最後に乗り込みました。
機内食は2回
映画は45本ほど、テレビ番組は35本、ゲームも40種類ほどあります。今回は映画を1本観たあと、ぐっすり眠ってしまいました。植物でゾンビを倒すゲーム”PLANTS VS. ZOMBIES”がひそかに人気ということを帰国してから知ったので、次に乗ったら必ず遊んでみようと決めました。
台北=ミュンヘン:直行便を週4運航
便名 | スケジュール | 運航 | 所要時間 |
---|---|---|---|
BR71 | 台北(TPE)23:25⇒ミュンヘン(MUC)07:20(+1日) | 月・水・金・日 | 13h55m |
BR72 | ミュンヘン(MUC)12:00⇒台北(TPE)06:35(+1日) | 月・火・木・土 | 12h35m |
ミュンヘン空港 ドイツ南部のバイエルン州ミュンヘンの北東28キロに位置する国際空港。正式名称はフランツ ヨーゼフ シュトラウス国際空港。ターミナル1はスターアライアンス以外の航空会社、ターミナル2にエバー航空などスターアライアンスの各社が発着。日本からの直行便はルフトハンザ、ANAが就航。空港コードはMUC。空港とミュンヘン中心部はSバーン(鉄道)で約45分。
台湾桃園国際空港 台北の西40㎞、桃園(Taoyuan、タォユェン)にある台湾最大の国際空港。第1ターミナルはピーチ、ジェットスター、タイガーエア台湾、スターラックスなど、第2ターミナルはエバー、JAL、ANA、スターフライヤーなどが離発着する。7~24時間の乗り継ぎ客のために、空港発着の無料観光ツアーも。第3ターミナルは2026年開業予定。空港コードはTPE。
取材協力・エバー航空
台湾大手のフルサービスエアライン。海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。2024年3月現在で世界60都市以上に就航する。航空業界の格付け会社スカイトラックス(本社・ロンドン)が認定する「世界の5つ星航空会社」10社のうちの1社で、2024年にも9年連続で選ばれた。日本路線は2024年12月、就航30周年を迎える。2024年3月現在、札幌・仙台・成田・羽田・小松・関空・松山・福岡・沖縄の9空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。