「エバー航空マラソン2024」が2024年10月27日(日)、台湾・台北市内で開かれます。フルマラソン(42.195キロ)、ハーフマラソン(21.0975キロ)、10キロ、3キロの部があり、それぞれ4,000人、8,000人、8,000人、4,000人の計2万4千人が走ります。抽選ではなく先着順で、5月2日に応募を開始した公式HPではすでに3キロ以外は「定員に達しました」との表示が出ていますが、日本からの参加であれば、大会エントリーサイトRUNNET(ランネット)が5月14日午前0時から応募を受け付けます。主催のエバー航空は日本からの参加者向けに、航空券が通常運賃の10%オフになるプロモーションを実施中です。1泊から行ける海外レースに挑戦してみませんか。
フルは5:10、総統府スタート。制限時間6時間
大会は2018年に第1回シティ観光マラソンとして始まり、今回で6回目(2021年はコロナ禍で中止)です。フルマラソンは台北市の総統府前(凱達格蘭大道の外務省側門)をスタートし、南湖大橋手前で折り返し、迎風左岸河川公園にフィニッシュするコースです。制限時間はフル6時間、ハーフ4時間です。10月の台北の平均気温は24.7℃と暑いため、スタート時刻はフルが午前5時10分、ハーフが午前5時25分になっています。
大会公式HP(日本語あり)にある「エントリー」ボタンを5月7日、押してみました。レースのカテゴリーを登録しようとすると、3㎞以外は「報名人數已達上限人數」(応募者数が定員に達しました)との表示が出て先に進めません。出遅れたか…と思いきや、方法がありました。日本の大会エントリーサイトRUNNET(ランネット)で、各部門とも5月14日午前0時からエントリーが開始されます。RUNNETも先着順です。問い合わせセンターによると「特別枠を確保しましたので、5/14 00:00~エントリー開始する予定です。先着順となりますが、枠数がそんなに多くないため、お早めにエントリーいただければと思います」とのことですので、応募はお早めにどうぞ。
1泊2日から海外マラソンが実現
海外のレースを走ってみたい!と思っている人も多いでしょう。台北であれば東京から3時間半、福岡からなら2時間で飛べ、時差も1時間なので初挑戦にはもってこいです。
たとえば10月26日(土)、エバー航空羽田発の朝便で台北・松山空港に着いたら、まずはナンバーカードの受け取りに台北の中心部にある張栄発基金会へ行きます。翌朝27日(日)に走って、夕方のフライトで戻れば週末1泊2日でも可能です。もちろん無理のないスケジュールがいいのは言うまでもありません。2泊できれば完走後に小籠包と台湾ビールで乾杯も楽しめます。
ナンバーカードの受け取り期間は10月24日-26日午前10時-午後5時です。羽田便が発着する松山空港は中心部に近く、張栄発基金会の最寄り駅・国立中正紀念堂駅までは地下鉄で30分ほどなので、多少、入国審査が混んでいたとしても間に合う計算です。ホテルはレイトチェックアウトにしておいて、走った後にシャワーを浴びてから空港へ。フルのゴールは市北部の大直橋近くです。ホテルは地下鉄大直駅の周辺か、松山空港近くでもいいでしょう。航空会社のラウンジが使えれば、ラウンジにあるシャワーを浴びることもできます。(下に記事が続きます)
賞金レース、一般ランナーにも抽選会
エバー航空マラソンは賞金レースです。2024年の優勝賞金はフルマラソンが8万台湾ドル(約38万2千円)から11万台湾ドル(約52万5千円)に、ハーフマラソンが3万台湾ドル(約14万3千円)から5万台湾ドル(約23万8千円)に増額されました。フルマラソンで台湾出場の男女が優勝した場合、世界中どこでも制限のない目的地への航空券が授与されます。世界的に決してレベルが高くない台湾のマラソンの強化、スポーツ振興にも一役買っている大会です。
一般ランナーの特典もなかなか豪華です。参加賞にはナイキ製の記念ウェア。完走賞にはメダルのほか、トートバッグやポンチョなどが用意されているほか、欧州、米国、豪州、アジア便のエバー航空無料航空券(台湾国内搭乗券はユニー航空)が30人に当たる抽選会もあります。
大会はチャリティー目的もあり、エバー航空は毎年、ランナーの登録料から120万台湾ドル(約572万円)を社会福祉団体に寄付しています。
参加者には航空券10%割引の特典
エバー航空では日本からのランナー向けに、航空券が通常運賃の10%オフのプロモーションを行っています。以下のボタンより割引価格で購入できます。
旅行期間:2024年10月23日~2024年10月31日(出発日)
購入期限:2024年5月23日まで
羽田=台北・松山便
エバー航空は札幌・仙台・成田・羽田・小松・関空・松山・福岡・沖縄の9空港に就航しています。下記では羽田・成田・関空・福岡の2024年夏スケジュールを紹介します。※すべてスケジュールは予告なく変更になる場合があります。
便名 | 羽田⇒台北・松山スケジュール | 運航 | 所要時間 |
---|---|---|---|
BR189 | 羽田(HND)10:50⇒台北(TSA)13:30 | 毎日 | 3時間40分 |
BR191 | 羽田(HND)12:40⇒台北(TSA)15:05 | 毎日 | 3時間25分 |
便名 | 台北・松山⇒羽田スケジュール | 運航 | 所要時間 |
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BR190 | 台北(TSA)16:20⇒羽田(HND)20:20 | 毎日 | 3時間 |
BR192 | 台北(TSA)07:20⇒羽田(HND)11:35 | 毎日 | 3時間15分 |
成田=台北・桃園便
便名 | 成田⇒台北・桃園スケジュール | 運航 | 所要時間 |
---|---|---|---|
BR183 | 成田(NRT)13:25⇒台北(TPE)16:05 | 毎日 | 3時間40分 |
BR197 | 成田(NRT)14:25⇒台北(TPE)17:05 | 毎日 | 3時間40分 |
BR195 | 成田(NRT)20:40⇒台北(TPE)23:20 | 毎日 | 3時間40分 |
便名 | 台北・桃園⇒成田スケジュール | 運航 | 所要時間 |
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BR184 | 台北(TPE)07:55⇒成田(NRT)12:25 | 毎日 | 3時間30分 |
BR198 | 台北(TPE)09:00⇒成田(NRT)13:25 | 毎日 | 3時間25分 |
BR196 | 台北(TPE)15:20⇒成田(NRT)19:40 | 毎日 | 3時間20分 |
関空=台北・桃園便
便名 | 関空⇒台北・桃園スケジュール | 運航 | 所要時間 |
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BR177 | 関空(KIX)11:10⇒台北(TPE)13:05 | 毎日 | 2時間55分 |
BR131 | 関空(KIX)13:10⇒台北(TPE)15:05 | 毎日 | 2時間55分 |
BR129 | 関空(KIX)18:30⇒台北(TPE)20:30 | 毎日 | 3時間 |
便名 | 台北・桃園⇒関空スケジュール | 運航 | 所要時間 |
---|---|---|---|
BR178 | 台北(TPE)06:30⇒関空(KIX)10:10 | 毎日 | 2時間40分 |
BR132 | 台北(TPE)08:30⇒関空(KIX)12:10 | 毎日 | 2時間40分 |
BR130 | 台北(TPE)13:35⇒関空(KIX)17:15 | 毎日 | 2時間40分 |
福岡=台北・桃園便
便名 | 福岡⇒台湾スケジュール | 運航 | 所要時間 |
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BR105 | 福岡(FUK)12:20⇒台北(TPE)13:45 | 毎日 | 2時間25分 |
BR101 | 福岡(FUK)19:20⇒台北(TPE)20:45 | 毎日 | 2時間25分 |
BR119 | 福岡(FUK)20:20⇒高雄(KHH)22:10 | 毎日 | 2時間50分 |
便名 | 台湾⇒福岡スケジュール | 運航 | 所要時間 |
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BR106 | 台北(TPE)08:10⇒福岡(FUK)11:20 | 毎日 | 2時間10分 |
BR102 | 台北(TPE)15:10⇒福岡(FUK)18:20 | 毎日 | 2時間10分 |
BR120 | 高雄(KHH)15:30⇒福岡(FUK)19:20 | 毎日 | 2時間50分 |
エバー航空 台湾大手のフルサービスエアライン。海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。2024年3月現在で世界60都市以上に就航する。航空業界の格付け会社スカイトラックス(本社・ロンドン)が認定する「世界の5つ星航空会社」10社のうちの1社で、2023年にも8年連続で選ばれた。日本路線は2024年12月、就航30周年を迎える。2024年5月現在、札幌・仙台・成田・羽田・小松・関空・松山・福岡・沖縄の9空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。