台湾経由で欧州へ。エバー航空のロイヤルローレルクラス(ビジネスクラス)に搭乗し、ドリンクメニューの豊富さに驚きました。ドリンクリストは英中だけで、日本語はないので見逃している人もいるかも…私もその一人でした。注文の参考になればと考え、訳したので紹介します。「とりあえずビール」「やっぱりコーヒー」といった日常からたまには脱して、せっかくの機会、味わったことのない飲み物を試してみませんか。
アルコール36種類
エバー航空ビジネスクラスのドリンクメニューは不定期で変更があります。2024年7月からは、BR28便(台北発サンフランシスコ行き)とBR87便(台北発パリ行き)のロイヤルローレルクラス限定で、山形のスパークリング日本酒「Hitotoki ロゼ」の提供を始めたそうです。今秋にはワインの一部を入れ替える予定とのことです。
座席脇にはグレーの表紙のMENUと書かれた機内食メニューと、赤い表紙にW&B(Wine&Beverages)と書かれたリストが置かれています。座席のモニターで見ることもできます。
お酒だけで36種類(シャンパン、ワイン6種類、ビール4種類、カクテル9種類、梅酒など)のメニューがあります。コーヒーやジュース、お茶などのノンアルコール飲料を含めるとなんと74種類(日本便限定の獺祭含む)がリストにあります。2024年4月現在のラインナップは下記の通りです。(状況によって希望に添えない場合もあります。未成年者の飲酒は法律で禁止されています)。本格的なカフェバーに匹敵する品揃えは他のエアラインと比べてもトップクラスです。赤字で日本語訳をつけてみました。
ワイン・カクテル・スピリッツ類36種類
- シャンパーニュ(カステルノー・ミレジメ・ブリュット2006)
- 白ワイン3種類(チリ産/ドイツ産2種)
- 赤ワイン(仏ラングドック産/スペイン産)
- 酒精強化ワイン(テイラー・LBVポート)
- カクテル9種類
- モクテル2種類
- スピリッツ7種類
- リカー5種類
- ビール4種類(金牌/バックスキン/ハイネケン/キリン)
- 獺祭(日本便のみ)
- 梅酒
カクテルは同社オリジナルの「エバーグリーン・スペシャル」を頼んでみたいですね。ビールは台湾の定番「金牌(ゴールドメダル)」と台湾発のドイツビール「バックスキン」、ハイネケン、キリン一番搾りの4種がそろいます。また「カバラン」は台湾産ウィスキーです。アルコールが苦手な方にはモクテルもあります。
ソフトドリンク38種類
- コーヒー5種類
- 紅茶3種類(トワイニング)
- 中国茶5種類:FormoCHA2種類、王徳傳=ワン・デ・チュアン=3種類
- ハーブティー3種類
- 日本茶3種類
- 炭酸飲料6種類
- ジュース6種類
- ミネラルウオーター2種類
- ココア、抹茶ミルクティー、カルピスウォーター、牛乳、低脂肪乳
台湾茶は気鋭のFormoCHA、東京にも店舗がある老舗・王德傳とあわせて5種類がそろうのはさすがです。日本茶も煎茶、ほうじ茶、抹茶入り玄米茶といった具合です。眠れない深夜便には安眠効果があるとされるカモミールティー、早朝に到着してシャキッとしたい場合はキャロットフルーツジュースなどもいいですね。台湾茶は下記のような中国茶器でサーブされ、特別感がありました。カプチーノはシナモンをかけてくれました。どちらも空の上で飲めるとは!のクオリティーでした。ぜひ試してみてください。
取材協力・エバー航空
台湾大手のフルサービスエアライン。海運会社を基盤に1989年、台湾初の民間国際航空会社として設立された。2024年3月現在で世界60都市以上に就航する。航空業界の格付け会社スカイトラックス(本社・ロンドン)が認定する「世界の5つ星航空会社」10社のうちの1社で、2024年にも9年連続で選ばれた。日本路線は2024年12月、就航30周年を迎える。2024年3月現在、札幌・仙台・成田・羽田・小松・関空・松山・福岡・沖縄の9空港に就航。2レターコードはBR。英語では「イー・ヴィ・エー(EVA)」と発音される。航空連合スターアライアンスの一員。