【イタリア】Baciのチョコレートにもペンのチカラ

Baciのチョコレート
Baciのチョコレート。包みを開けると名言やことわざ、愛のメッセージが書かれたパラフィン紙が入っているⒸPen&Voyage
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2025年2月13日、イタリア・ペルージャにバレーボール男子・セリエAの取材に行きます。日本代表のエース・石川祐希がいる強豪ペルージャは今季のセリエAで15勝2敗、同じく日本代表でパリ五輪にも出場した大塚達宣所属のミラノとの対戦(2月16日)を現場で取材し、現地から詳報します。今回はペルージャの全面協力を得て、Pen&Co.で企画した観戦ツアーの参加者35人と同行します。ペルージャの親会社Sir Safety System や本拠アリーナのパラ・バルトンのロッカールーム、トレーニング施設などバックヤードも取材する予定です。

ペルージャでもう一つ、バレーボール以外で楽しみにしているのがチョコレートです。

Baci Peruginaの公式Instagramより

ペルージャはイタリアの人気チョコレートブランドBaci(バッチ)の工場で知られる街。ヘーゼルナッツが上にちょこんと飛び出たユニークな形をしたチョコを知っている人も多いでしょう。

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最初は「カゾット(げんこつ)」という名前だった

今から100年以上前の1922年創業当初はその形からCazotto(カゾット=げんこつ)という名前のチョコレートだったとか。それを創業者の息子が恋したルイーザという女性が考案した新製品にBacio(バーチェ=キス)というエモーショナルなネーミングを薦めたそうです。商品名を変えたとたん、”Baci(Bacio=キスの複数形)”としてたちまちブレイク。あっという間にイタリア全土に広がり、大人気製品になったといいます。確かにげんこつよりも、キスがいい(笑)。

しかも、Baciのチョコレートには包み紙をはがすと、Love Note(ラブノート)やCartiglio(カルティリオ)と呼ばれる小さな紙切れが入っています。一つひとつには名言やことわざ、愛のメッセージが書かれていて、それは300種類以上あるのだとか。試しに買ってみたところ、ひとつには20世紀初頭のイタリアを代表する詩人ガブリエーレ・ダンヌンツィオの格言「私の理性にある夢は、私の心にある夢を消すことはできない」、もうひとつはアメリカの思想家ヘンリー・デイヴィッド・ソローによる「遠くの友人がいれば、世界は広くなる」が書かれていました。

おみくじ入りのフォーチュン・クッキーにも似たBaciのロマンティックな世界観。「たくさんのキス」を想起させる”Baci(Bacio=キスの複数形)のネーミングの威力はまさに「ペンのチカラ」ですね。ペルージャに行ったら、たくさんのチョコを食べて、Love Note(ラブノート)をコレクションし、一粒一粒をにんまりしながら噛みしめるのがいまから楽しみでなりません。

Pen&Co.から「黙らせサブレ」をお届けします

さて、ここからは宣伝です。Pen&Voyage編集を手がけ、「おやつ記者」としても知られる食メディア”Pen&Spoon”[ペンとスプーン]編集長の多田千香子が2025年2月、プロデュースしたコーヒー豆とサブレ便を販売しました。

特にこのサブレ。名付けて「黙らせサブレ」はパリのル・コルドンブルーで学んだ多田のオリジナルレシピで、口にしたとたんワンパクな子どもも、味にうるさい大人も黙り込んでしまう、威力抜群のコンフェクショナリーです。

2024年末にラグビー・リーグワン所属チームのある幹部に贈ったところ「味にうるさい妻が大絶賛しています」。東京・世田谷のブーランジェリー経営者は「工房の職人に参考に食べさせます」。うれしい反響をたくさんいただいている自信作です。私たちが読者のみなさんが集まれる場所がもてたなら、名物として出したいとも考えています。

私たちPen&Co.株式会社はスポーツ特化型メディアPen&Sports、食メディアPen&Spoon、旅メディアPen&Voyageを運営しています。ペンの力を借りて、信じて、たくさんの読者に出会うことがこの上ない喜びです。

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